HARENTIC ZOO
黒猫チェルシーのセカンドアルバム。
Sony Musicよりリリース。
ベースの宮田君は、木工の学生なのだが現在は音楽活動に 専念している。
アルバムを送ってきてくれたので 微力ながら宣伝。
黒猫チェルシーのセカンドアルバム。
Sony Musicよりリリース。
ベースの宮田君は、木工の学生なのだが現在は音楽活動に 専念している。
アルバムを送ってきてくれたので 微力ながら宣伝。
中村君がリーダーとなって行うワークショップ。
喜多方を、食事会を、遊ぼう!
~PLAY MEAL!~
内容:
おいしい野菜や、器になってくれる木や竹や漆もある喜多方。手を動かし、五感を使って食べる、遊ぶ。
喜多方の人や食材や工芸がゆるやかに繋がるような。
いつでも、誰でも飛び込み歓迎の食事会を開催します。
会場:漆座 喜多方市寺町4689
会期:2012年11月10日(土)
時間:13:00~16:00
料金・申込:不要
主催:筑波大学宮原研究室miyahara@www.geijutsu.tsukuba.ac.jp
協力:森姫農園 千世繭子さん、雄国竹細工保存会のみなさん、渡部木材さん
※時間内ならいつでも参加いただけます。
最近は忙しく、学生とのミーティングはお昼ご飯を食べながらという感じで、なかなか時間が取れない。
ので、今回のワークショップで試してみたい事を書いておく。みんな読んでおいて下さい。
食事と器について喜多方で遊びながら、食のクリエイティブについて考え実践します。
器の形を考えるとき、制作者はそこに自己投影を試みます。もちろん、そうでないこともあります。
表現としての器が持つ自由さも好きですが、今回は食事の形体に変化をつけて、食材から、料理から器やテーブル等のしつらえを考える機会を作ります。
消費社会といわれて久しく、その言葉も当たり前のように耳にします。
大量生産、大量消費の文化では物の単価が抑えられ、様々な物を手に入れる事ができるようになりました。
前にも書きましたが、拾うほど捨てるほど物に溢れています。
器の形が生まれる方法や生まれるきっかけ等は様々ですが、今回のイベントでは、食事をしながら考える器のデザインです。
消費社会の今、たくさんの人によって考えられた器が、たくさんの国でたくさん作られ、お店に並びます。僕らはその中から好きな物を選んで購入します。
もう少し小さな社会だった頃は、器と料理は風通しの良いやりとりがあったと思います。
そのやり取りとは、ある食材が現れる。例えば僕の子供の頃は当たり前ではなかったアスパラガス。
あのスリムな緑を綺麗に見せる料理を考えたとします。秋刀魚用の器では少し大きすぎる。
もう少し小さく繊細な器が欲しくなる。
そこで新しい器の形が必要になり、制作を依頼する。
料理を提供するお店では20枚が必要になった。
お皿をしまう場所が限られていると、そこに入る幅や奥行き、高さに制限がある。そして、それらを考慮した器のデザインが決まってくる。
意識というより限定された食材、身体性を伴った空間から器のデザインが生まれてくる。
今回は自己投影、自己表現の器ではなく地域や他者との関わりから生まれる器、もしくは食事の形体を考えていきたい。
そのような工程を短いワークショップの中で、体感し考えていきたい。
身体性とは、喜多方の豊かな自然を背景とした人的・文化的資源とも言える。
喜多方を、食事会を、遊ぼう!
調理をしながら皿のようなそうでないような板と棒で食べながら考えたり、それを器として機能させる料理を考えてみたり。
今春、学生と一緒にカゴ・ザルの制作指導を受けた雄国竹細工保存会さんの協力を得て、このイベント用の器を制作してもらっています。
その中には、途中まで編んでもらうものも含まれている。
また、28日の渡部木材さんで行う「製材ワークショップ」でも、木材の製材等その加工の工程から木の器を考える、きっかけづくりにしていきます。
料理では、森姫農園さんの協力を得てチマキやおやき等を作りながら食べる、など。
食事について考えるゼミを兼ねた提案会です。
喜多方を、食事会を、遊ぼう!
学生の皆さん。遊びきりましょう。
今週から5週続けて週末は喜多方と会津若松。
お知らせと自分自身忘れないために予定を書いておく。
2012会津・漆の芸術祭は開催中。
本年度の芸術祭のテーマは「地の記憶 未来へ」。
喜多方市の二十間蔵で逢坂卓郎先生と約36Mの奥行きを持つ大きな蔵で発表している。
逢坂先生の作品は「Molt -脱皮」。以下、漆の芸術祭HPより。
私たちは震災をきっかけとして、既成概念や制度を見直さねばならない中で、新しい道を見出す為に暗中模索の状況が続いている。
歴史ある二十間蔵の空間の中に漆のパネルを浮遊させ、光と闇を介し、地の記憶を超える、姿を引き出す試を行う。
宮原の作品は「A Faraway Sun- 遠い太陽」。以下。
精神の動きを、漆とその技術で物質化することを試みる。無数の二葉の森を蔵の床に置く。
36Mの床面を僕が使用し、梁から上を逢坂先生が使う。
100個以上のLEDを配置し、会場全体の光がプログラムにより変化する。
大学院2年生の赤木春菜さんも公募の難関を突破して、三十六間蔵で「Whirlpool」を発表。
2010年に続き、蔵独特の空間そのものに漆の作品でアプローチしている。以下。
地は再生の場所である。大地があれば作物を育てることができる。家を建てることもできる。当たり前で忘れてしまっていたこと。
自然の恵みと先祖の知恵を少しお借りして、人は営みを繰り返す。人と自然の分かちがたい共存と協力が再生のシステムにある。それは緩やかで力強く巡るサイクルである。
今小さな気配が渦になってゆっくりと動き出す。
10月26日〜28日。
26日は大和川酒造にて行なわれるイベントに参加。
27日は福島藝術計画×Art Support Tohoku-Tokyo「までいの心プロジェクトⅡ」での講演会。
喜多方ほまれ酒造雲嶺庵にて13:00から15:00。大原美術館学芸委員の柳沢秀行先生、喜多方の金親丈史さんに続いて「農閑工芸プロジェクト」についてお話しをする予定。
28日は会津・漆の芸術祭に宮原研究室で参加している一連の流れで「製材ワークショップ」を行う。喜多方市渡部木材さんと協力して実施。
ゼミ修了生の柵瀬茉莉子さんの展示「製材所の端っこたち」も開催中。柵瀬さんもやはり2010年の芸術祭に参加した。ひと月以上滞在しながら、喜多方市内にある物作りの場から多くを学んだ。
28日の製材ワークショップ。
筑波の木工の学生は、調査などに同行してもらいいろんな場所に行っている。今年だけでも秋田、福島数回、島根など。
製材所はしばらく行っていなかったので、今いる学生は初めての体験になる。これまでは石川県山中の挽き物木地の製材所や長野県木曽の製材所などを見学した。
11月3日、4日はプライベートで喜多方へ。
なにもプライベートで行かなくてもと思うが、息子達に作品を見てもらう。
暗い蔵の空間で次男坊主は多分泣く。
いつもの鈴木家と宮原家でお出かけ。
11/10日のワークショップでお世話になる森姫農園さんで農泊。
森姫さんではピザをみんなで作り、石釜で焼く予定。楽しみ。
11月9日〜11日。
宮原研究室のワークショップ。
漆座にて4年生のDJ中村友貴君の仕切りによるワークショップ「食と器で喜多方を遊ぶ食事会」。
今日はその準備をかねて、企画を練る。木工畑の芋ほり大会が終わった後、ワークショップ開催。
今年の畑には箒草を植えた。今は螺旋階段に並べて干してある。今年の冬は箒をつくる。
それと大和川酒造にて宮原プラン「器の蔵」を10日に開催。
器と食を通して地域の面白さを再認識する事が目的。農閑工芸の研究で、今年の夏に行った竹工芸の展開もここで試みる。
17日〜19日。
筑波大学CRプロジェクトで、会津若松市内に震災後避難されている方々が住む仮設住宅内でお祭りを立ち上げる。
ミーティングを重ね、プランも固まってきた。昨日も16:30から11:30までの長いミーティング。
やっとひねり出したアイデアを育てていきましょう。
皆さんお疲れさまでした。 もうひとがんばりです。
23日〜25日。
2012会津・漆の芸術祭シンポジウムに参加し、クロージングパーティー、そして搬出。
学生のみんなも一緒にたっぷりと動きましょう。
竹の杖デザインコンペにて、4年生の福島梓さんの杖「布束竹杖」が最優秀賞を受賞しました。
おめでとう。
授賞式のため島根県まで夜行バスで向かうタフな学生。
読売新聞でも紹介されてましたがこちらでも紹介されています。
竹を使った杖のデザイン。
竹は切るだけで杖になる。しかも、加工しなくとも軽量化されていて構造的にも優れている。
竹という素材もだが、杖というのもシンプルなだけにデザインは難しい。
真竹や孟宗竹などの太い竹で、太さもまばらなものを割り、しなやかな杖を作った考え方が認められたと思います。
9月26日から28日にかけて島根県へ。
石見銀山周辺の視察。竹林整備の必要性から、農閑工芸的な手法をうまく活用することはできないか、緑と水の連絡会議の方々と話し合いを行う。4年生も同行して夜遅くまで様々なお話し。
この辺のことはまた書いてみたいと思う。
翌日、大田市から出雲市に移動して出雲大社へ。
古代出雲歴史博物館、手銭記念館、出雲民芸館も見学してからつくばへ。
そして今日、29日は東京藝術大学大学美術館で開催される東京藝術大学創立125周年記念事業「漆芸軌跡と未来」へ出品する作品の搬入。
すぐ近くで開催の研究員の遠藤章子さんの展覧会を見て、つくばに戻りあわてて明日の搬入の準備。
明日からしばらく「2012会津・漆の芸術祭」に出品する作品の設置作業で福島県へ。
今年は喜多方市の二十間蔵で展示。2010年の大和川酒造さんに続き、酒造りに使われてきた蔵での展示となる。
二十間、約36メートルものびる大きな空間に作品を置く。
楽しみ。
いつものあわただしい秋は今年も忘れずにやってきた。
このブログ、夏!の次が秋!だと冬!春!で年間4回の更新で終わってしまう。
筆無精ならぬキーボード無精。
セミの声が納まり、我が研究室内ではコオロギが鳴く。バリアフリーの工事後、夜の明かりを求めていろんな虫達がやってくる。
さっきもモニターの前をコオロギがジャンプして横切るワンダフルワールド。
作品制作に没頭した夏も終わった。途中北海道や長野、福島に行ったりするも、8月に入ってからは休みなく作品となる葉っぱと戯れる。
2012会津・漆の芸術祭に出品する作品は葉を使ったもので、1300枚くらいのマテバシイ葉を拾い集め、加工して漆を施す。この仕事は長かった。
先日やっとできあがり次の作品へ向かう。今度は漆の種を脱穀し殻から種を取り出す。木鉢と箕を使っての初めての仕事。
東京藝術大学大学美術館での展覧会「漆芸 軌跡と未来」もほぼ同時期にはじまる。こちらは制作真っ最中。
というわけで、今日も制作。明日も制作。
7月4日から7日と福島県の喜多方へ。
漆芸の後継者育成事業のお手伝いと、「2012会津・漆の芸術祭」の展示場所のリサーチと、創造的復興プロジェクト-CRのリサーチ。
いよいよ様々なプロジェクトが動き出す。
夏は授業がないので、制作や研究の日々となる。
「会津・漆の芸術祭」は今年で3年目を迎える。今年も個人、研究室で参加。
展示スペースの候補地を見てまわり、逢坂先生と同じ二十間蔵で展示することに決定。
一日お休みして7月9日,10日と三陸地方へ。
創造的復興プロジェクト-CRの教員と学生で大きなバスに乗り被災地へ向かう。石巻、陸前高田、気仙沼、南三陸、雄勝など。三陸の沿岸部を車窓に眺め、改めて被害の大きさを知る。
創造的復興プロジェクト-CR(Creative Reconstruction)もいよいよ始動。
今年も夏がやってきた。
今日はリンクの貼り方を覚えたので、くどいくらい貼ってみました。
喜多方を満喫して6月9日10日と会津若松から奥会津へ。
農閑工芸の調査は続く。
会津若松市内にある三浦木工さんの工房見学から。
三浦さんは漆器の木地を挽く仕事に就く轆轤師。いつ注文が来ても対応できるようにたくさんの荒挽きされた材料が乾燥されながら製品になるのを待っている。たくさんという表現では納まりきれない圧倒的な量の木地が積まれている。
職人さんの工房に伺ったことの無い学生も多く、仕事場の放つ空気にみな緊張。
その後福島県立博物館を見学。そして三島へ。
会津若松から山間の道路を山に向かって走っていく。只見川の氾濫した跡がはっきりと残る。
昼食にそばを食べ、工人祭の開かれている三島生活工芸館へ。
以前マタタビ細工の調査の際、一度寄ったことがある。三島は桐のタンスの生産地でもあり、町は植えられている桐の花で彩られていた。
工人祭では、奥会津の手仕事による様々な物が紹介されていた。マタタビ、ヤマブドウ、クルミ、カラムシ、ヒロロ、タケ、ワラ、シナ、ガマ、何でも来いの状態。作り手が店主となって100近いテントが張られ、山深い風土で育ってきた手仕事の品が並ぶ。
山の中から使えそうな素材を探し、幾代にも渡って工夫され受け継がれてきた仕事。縄文の頃より変わらない仕事もある。人の暮らしが太古より繋がっている事を再認識。
木材というと、伐採された樹木の幹部分を指し、家具や建築等に使われる。
例えば曲げ物に使う材料も薄く加工されたものだが木材と呼べる。鉋屑は木材とは呼ばれない。ある程度量のあるものが木材と呼ばれる。
以前伺った箕の制作現場ではイタヤカエデを薄く割いて編み込んでいった。その薄く割かれるイタヤカエデは、途中まで木材なのだが、薄く割かれるに従い、木材というより木の繊維によって成り立っている帯状のテープとなる。
どこまでが木材で、どこからが繊維という線引きは難しい。
樹木や草を編むさまざまな技術が残る奥会津で感じたことは、木や樹皮、草等の植物をつかった器作りが、そのまま織物へと繋がっているということ。
器から服へ。
木が編まれ、樹皮や竹が編まれ、草が編まれ、糸が編まれていく。樹木から布までがやわらかいグラデーションでつながっている。
奥会津は樹木を用いた造形から織物に至るまでの地続きの仕事が残る貴重な場所である。
そして、衣食住。
服、器、建築もやわらかいグラデーションとしてつながっている。
奥深い山間部で、様々な物を見て感覚的に実感した。
三島で一泊し昭和村へ。風情のある集落を車窓に眺めながら移動。
昭和村のからむし会館を見学。売店にマユミの木を束ねた珍しい箒もあった。珍しいとは、こちらの一方的な見方であって、作っている方にとっては珍しくもないであろう。
そして南会津町にある奥会津博物館を見学。ここも2回目になるが、木工の資料が充実している素晴らしい展示内容。
山を超え、峠を越え、白樺やブナの林を見ながら帰途につく。
実に濃厚な調査旅行。濃厚すぎて書ききれない。
7月も奥会津に行く。
会津の奥は深い。奥会津も奥が深い。
6月7、8日と喜多方。9、10は会津若松から奥会津へ。
農閑工芸の調査のため4年生6名を連れての渋くて濃い旅。喜多方ではワラスゲ細工と竹細工を喜多方市の技術者達のご指導により実施。
両方ともに90才の先生も含まれていた。仮に60才からお仕事を初めても30年の大ベテランである。20才からとしたら70年。
ワラ細工では基本的な注連縄作りをご指導いただく。正月飾りに祖父が作っていたことを思い出す。ワラを縄にするという基本的な作業だが、やってみるとむずかしい。けど、できるとうれしい。
大先輩の先生方が楽しそうに教えてくれるので自然こちらも楽しくなってくる。
当たり前のことだが、教わりたい人がいて、そこに教えたい人がいる場は自然と締まった空気になり熱を帯びる。
もうひとつ、そこには方言を聞き漏らすことなく理解しなければ、という緊張感が漂う。
聞き取ることのできない言葉を前後の言葉で理解しながら会話を続ける。
90才の先生は遠慮などしない。そんなこと当たり前である。こちらにあちらの言葉をビュンビュン投げてくる。
先生が笑ったらすかさず笑い返す。意味は分からずとも。そして笑った後で意味を理解する。できないことも多いが気持ちは伝わる。
初日は筑波からの移動と午後のワラスゲ細工の実習で終了。
示現寺や温泉神社の大杉を見学後、旅館へ。
完成した注連縄を一同大切に抱えながら旅館に入る。ちょっと怪しい集団に見える。引率者はボーズ。旅館の方の表情に少しの変化が見られる。お話ししてやわらかい雰囲気となる。
朝の8時に不思議な歌声がスピーカーから旅館に響きわたる。
それは、カラオケ?リハーサル?
色んな所にとまってきたが、初めての体験。大きな音量の生声で歌謡曲。ムードが旅館に染入る。ムードのいらない朝にムードを注入されカゴ作りへと送り出された。
秋田でのイタヤ楓でのカゴ作りに続き、根曲がり竹でのカゴ作り。カゴの他にザルに挑戦した学生もいた。
すばらしい道具としての手を持つ先生方3名に丁寧なご指導をいただく。手の他に使う道具はただひとつ、ナタのみ。シンプル。
6角形の編み目を左右、上下に増やしながら竹を編んでいく。
頭で理解するというよりも、手と頭で理解しながら仕事を進める。秋田でのイタヤカエデを使ったカゴ制作の時も同じだった。途中、なぜか手が動かなくなったり頭が真っ白になる。そうなると何をしているのか分からなくなる。
先生方の強力な協力により全員完成。学生の顔に現われる作る喜びの表情、できた物を眺める喜びの表情を見てさらに喜ぶ。
カゴが完成した後、先生達に連れられて雄国沼へ。
標高1000M以上に生える根曲がり竹の林を見学。先生方は皆ご高齢であるが、竹林の近くに車を止めるやいなや全員がナタを片手に林の中へ散った。目には竹林しか映っていない。水を得た魚。笹を得たパンダ。笹からぼたもち。ほとんど子供のふるまい。
ナタを持った白髪の小学生、雄国沼の竹林に出現!注意せよ!とは、翌日の新聞には載っていなかった。
近くにはヤマブドウも自生。まさに造形素材の宝庫。
以前より喜多方の雄国で作られる雄国竹細工には感心が高かった。初めて見たのは3年前のこと。7寸程のザルを購入。やれた感じの独特な風情を持つ。
もともと雄国竹細工は農業の合間に作られ、農具の制作をベースに発展してきた。
僕が購入した小さなザル等は比較的最近になってから作られるようになったと聞く。
喜多方の気候・風土を背景に、一年を通した農業の仕事に組み込まれながら農閑期に制作されてきた。
専門的な竹工芸の職人として、竹細工に従事し作られてきたものというわけではない。必要以上に作り込まれたものではなく、一定の美しさを持ちながら用に耐える強度を持つ。なので値段も安く、日々の暮らしの中で遠慮せず使いたくなる風情を持っている。
雄国竹細工に使われる竹は根曲がり竹というもの。その名のごとく根から曲がって生えている。タケノコも生意気に曲がって生えてくる。
そして、このタケノコは灰汁が少なく山菜としての人気も高い。ヤマブドウも実はもちろんのこと、葉も天ぷらで食べるとおいしい。
根曲がり竹はチシマザサの別名で、笹にしては大きく、1.5〜3Mほどになるという。細い竹で秋田の箕作りにも使用されていた。稲刈り後の10月にひと冬の間に使う分の根曲がり竹を収穫する。
雄国沼で先生方と別れ喜多方市郷土民族館へ。そして喜多方に来たらいつも寄る平出竹店を見学して宿へ。
この日は農泊。喜多方を見下ろすすばらしいロケーション。そして食事の充実さに一同大満足。
夕食後、制作した竹細工を並べ、ザルに穴が開くまで見つめながら夜は更けていった。
朝食も大満足。デザートはムードではなくフルーツのたくさん入ったヨーグルト。
1泊2食ムード付きにご注意下さい。
6月7日から10日と喜多方・奥会津ツアー。
農閑工芸の研究のため、4年生6名を引き連れ山間の地へ。
喜多方では、ワラスゲ細工と雄国竹細工の制作。
長年にわたる手仕事、その蓄積の一端を生産者から直接教わることができる。
雄国竹細工のざるは味わい深く、我が家では大活躍。
蕎麦のざるとして、子供のおもちゃとして。
そして会津若松にある福島県立博物館を見学。
県立博物館にある「木馬」に久しぶりに会える。
特に目立つものではなく、木で作られた馬の人形なのだが とても惹かれている。
丁寧にトレースしたイラストは研究室の表札がわり 。
その「木馬」は、檜枝岐で作られたと聞く。7月には檜枝岐でのフィールドワークがあるので、その時に色々と調べたい。
奥会津では、三島町生活工芸館、奥会津博物館、カラムシ会館等の見学。
三島ではちょうど、工人まつりが開催されている。
かなり盛りだくさんな旅。
昨年は農閑工芸の研究成果として、学生の発表を 「TOKYO DESIGNERS WEEK 2011」で行なった。
今年は 、「2012会津・漆の芸術祭」で発表する。
学生には「農閑工芸」という言葉からは想像もつかない面白い展開を期待する。
そのために運転手としてしっかり働きます。