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2016年02月 アーカイブ

2014.02.14

いわきノート

CRプロジェクトでは、映画制作と配給を手がけるUPLINKと共同で、ドキュメンタリー映画を制作するプログラム:FUKUSHIMA VOICEを進めてきました。
映画「いわきノート」が完成し、いよいよお披露目となります。
11名の学生が丹念に取材を 重ねたドキュメント。
こちらから予告編や完成披露上映会スケジュールがご覧頂けます。

2014.02.13

地の食・地の器

シンポジウムの報告
2月1日(土) 14:00〜「喜多方・夢・アートプロジェクト2013シンポジウム」に参加。
現代美術のフィールドで活躍する村山修二郎氏、滝沢達史氏と一緒に今年度喜多方で行った活動について報告した。
報告後は、コーディネーターに赤坂憲雄福島県立博物館長、パネリストに大原美術館の柳沢秀行氏を加えてのトークセッション。
このアートプロジェクトは6年間にわたる。今年が初年度。シンポジウムや報告書のために書いた文章をのせておきます。

喜多方での活動
「2010会津・漆の芸術祭」への参加以来、喜多方で活動してきた。学生と共に、多くの方々と交流して学ぶ機会に恵まれている。
私達から見る喜多方の魅力は、豊かな自然を背景とした「もの作り」の文化にある。
喜多方におけるもの作りは、自然を相手にしたものが多い。米、野菜、酒、味噌、醤油、豆腐、漆器、竹細工など。これらに共通していることは、人が自然に働きかけて、ものを作りだすということである。そして、もの作りの場はいたるところにあり、酒蔵や味噌蔵などはその象徴ともいえる。
そのような地域文化を持つ喜多方に、芸術やデザインを学ぶ学生の感覚は刺激される。

「地の食・地の器」
喜多方は衣食住のうち「食」でその魅力を語ることができる。町には、台所のような酒蔵、味噌蔵、豆腐屋などがあり、町自体が厨房のようにラーメン店の湯気が立ち上る。
町を囲むように田や畑があり、それを囲むそばがあり、漆の木があり笹や根曲がり竹がある。
食材から器まで。それらを蔵に集め、喜多方の食を創造する試みが「地の食・地の器」であった。すべてがここで作られているという喜多方のライブ感覚を大切に、「食のクリエイティブ」を実現した。

ポスター展示
「地の食・地の器」の開催とともに、学生によるリサーチツアーから喜多方の魅力を伝える提案をポスター展示した。
1) 喜多方フードコーディネートツアー
2) 自然素材の器
3) HOW TO MAKE MAGAZINE -喜多方で独創的に遊ぶための冊子作りの提案-

最後に
2010会津・漆の芸術祭で、私の研究室より柵瀬茉莉子が滞在作家として参加した。そこでは芸術の手法による地域資源を見直すことを試みた。成果は数字に置き換える事が出来ないが、喜多方に何かを残してくれた様に思う。
昨今行われている滞在型の芸術表現は、成功している事例ばかりではない。喜多方の懐の深さが、作家達の活動を後押しして成果に繋がっている。
喜多方のもの作りは自然を相手に行うものが多い。自然は人間の思い通りにはならない。人が自然に働きかける事で、人にとって有益な物を生み出す。自然を相手にする、そこに発生するしなやかな思考は芸術との相性が良いと思う。

シンポジウムを終え、関係者の方々とパーティー。
次年度の作戦について語り合う。
翌朝、喜多方駅から会津若松まで。ゆっくりと電車は走る。初めて喜多方でラーメンを食べずに帰る。後から冬のラーメンはネギが甘くてうまいと聞く。残念。
ラーメンも季節によって味が違うとは、、、当たり前か。
翌日の2/2は会津若松にある城北仮設住宅を訪問。大熊町の方々と再会。
学生とも合流し、TDWの受賞報告。そして来年度の祭りについても話し合う。
翌日、大熊町役場の生活支援課においてもTDW受賞の報告を行う。CRプロジェクトの会津チームでまとめた冊子を大熊町民全戸へ配布する事になった。
「おおくまつくば夏祭り」の盛り上がりを、日本中に避難されている大熊の方々へお届けする。