今回の調査では予想外の獣害にあいました。
現地踏査中にイノシシに出会ったり、住民の方からもイノシシ、シカ、サル、タヌキなどが出ると聞いてはいたのですが、まさか測定器が被害に遭うとは思いませんでした。
本調査の時には何らかの対策が必要なことがわかりました。
予備調査の大切さをあらためて痛感した次第です。



橋本研究室での研究活動を紹介します。
今回の調査では予想外の獣害にあいました。
現地踏査中にイノシシに出会ったり、住民の方からもイノシシ、シカ、サル、タヌキなどが出ると聞いてはいたのですが、まさか測定器が被害に遭うとは思いませんでした。
本調査の時には何らかの対策が必要なことがわかりました。
予備調査の大切さをあらためて痛感した次第です。



先月に続き、今月もみかん小屋の調査で大分県津久見市などへ行ってきました。
今回の主な目的は室内温熱環境の予備調査です。

タイプや立地の異なる複数のみかん小屋で調査を行うことができました。
アースチューブの出口にも温度計を設置しました。
この地中に埋めたチューブを前回までは「クールチューブ」と紹介していましたが、よく考えると小屋にみかんを貯蔵するのは冬なので、クールチューブと呼ぶのはおかしいですね。

今回の調査は、名城大学石井研究室との合同調査でした。

先週末は「第41回 人間-生活系シンポジウム(大阪)」に参加しました。

会場は摂南大学 寝屋川キャンパスでした。
大会長の摂南大学・宮本教授は、学生時代の研究室の先輩です。
今回の発表は、長崎県・対馬の久根田舎集落で行った小気候観測の調査結果から、石屋根のコヤの配置と集落の風環境との関係について考察した内容でした。



秋の調査の報告はこれで最後です。
今回の調査で新たに確認できたのは、みかんの種類の多さです。
なんと、この斜面のみかん畑(下の写真)には10種類以上のみかんがあると聞きました。


みかんの分布と歴史を調べる農景観研究も興味深く、挑戦してみたくなりました。
ここまでくると、建築デザインではなく、やはり環境デザインですね。
この他にも、イヌマキなどの生垣やみかん畑に点在するビワやイチジクも気になりました。


調査2日目は千怒の太田と藤内へ。
みかん畑で作業中の方たちに調査へのご協力をお願いに行きました。
斜面地のみかん畑を登ったり降りたりした結果、翌日にはふくらはぎが張りました。







大分県津久見市へ、みかん小屋の調査に行ってきました。
12月に室内温熱環境のプレ調査を名城大学・石井研究室との共同研究として行うことになり、今回は調査対象の小屋の選定と調査協力依頼が主な目的です。
初日は津久見市長目浦代へ。
津久見市役所農林水産課の五十川さんのご協力もあって、灰石のみかん小屋で調査できることになりました。




第57回 日本生気象学会大会(京都)の2日目にはポスター発表のセッションがありました。
大学院生の今くんが取手の水屋等に関する調査結果を発表しました。
また、共同研究者の渡邊先生(大同大学)と石井先生(名城大学)が昨年行った加計呂麻島での調査結果を、佐藤先生(名城大学)が今年行った牡鹿半島での調査結果を発表しました。





10月27・28日は第57回 日本生気象学会大会(京都)に参加しました。
会場は京都府立大学 稲盛記念会館です。
初日の午前中には「若手発表コンテスト」がありました。
なんと、研究室の大学院生の栗原くんが「優秀発表賞」を受賞しました!
指導学生の成果が認められるのはうれしいことです。

多くの方から励ましやアドバイスをいただいた栗原くん。
みなさんのご期待に応えるよう、次は研究成果を査読付きの論文としてまとめなければ。がんばりましょう!
懇親会の会場には懐かしい顔も。
研究室OBの松川くんが来てくれました。
松川くんは指揮者を目指して京都市立芸術大学で音楽を勉強中です。
頑張っている卒業生・修了生と会えるのもうれしいことです。
将来、「音楽 × 環境・建築」という新しいフィールドを開拓し、活躍してくれることを期待しています!頑張れ!

「日本生気象学会雑誌 第55巻 第2号」に研究室の論文が掲載されました。
題目は「連続した屋敷森が夏季日中における集落気候形成に及ぼす影響」です。
茨城県つくば市の北部、筑波山の西側に位置する列村である洞下集落の屋敷森に関する研究です。
連続する屋敷森の夏季暑熱環境を緩和する効果を明らかにしています。
屋敷森により夏季日中の気温が涼しくなることを実証的に明らかにしました。
この効果は、エアコンにより涼しさをえる現代的な暮らしでも、省エネに寄与するものです。
このように、伝統的な民家・集落の熱環境手法を研究することで、現代における自然環境と調和した建築・都市デザイン手法への知見が得られます。
伝統的な民家・集落の暮らしには、単なる「省エネ」の手法だけではなく、現代的な暮らしが失いつつある環境体験の豊かさや、自然環境との付き合い方を再考するためのヒントや具体的な知見が蓄積されていると考えています。



みかん小屋調査の追記です。
前回は三和(さんわ)のみかん小屋を紹介しましたが、灰石のみかん小屋も魅力的です。

換気のための越屋根やクールチューブが備えられているものもあり、温熱環境デザイン手法にも注目です。


津久見のお隣、臼杵市では、丸い石を綺麗に並べた三和(さんわ)の建物もありました。


津久見はマグロも有名で、お昼は加茂さんのお店「浜茶屋」さんでマグロ三昧。

