秋学期に向けて

昨日は研究室ゼミでした。

秋学期に向けて、ゼミのスケジュール調整等を行いました。

筑波大学では、春学期・秋学期の2学期制でカリキュラムが編成されています。

 

今年の秋学期は、学群4年生の伊藤さんの卒業研究を中心に、ゼミが行われる予定です。

筑波大学芸術専門学群デザイン専攻では、卒業研究として、卒論・卒制の両方に取り組みます。

最近では、卒論、卒制のどちらか一方にだけ取り組む建築系の大学が増えてきているようですが、やっぱり集大成として理論(研究)と実践(設計)の両方に取り組むことは大事なことだと思います。大変ですけど。

伊藤さんは、鹿児島県の加計呂麻島にある須子茂集落を対象地として卒論・卒制に挑戦中です。

 

須子茂集落の伝統的な生垣景観を調査中の伊藤さん。

みかん小屋調査2018夏 その2

みかん小屋調査の追記です。

前回は三和(さんわ)のみかん小屋を紹介しましたが、灰石のみかん小屋も魅力的です。

灰石のみかん小屋。

 

換気のための越屋根やクールチューブが備えられているものもあり、温熱環境デザイン手法にも注目です。

クールチューブの排気口。地下に横穴が通されています。
床にクールチューブの排気口(蓋が閉じらています)があるのがわかりますか?

 

津久見のお隣、臼杵市では、丸い石を綺麗に並べた三和(さんわ)の建物もありました。

丸い石が綺麗に並べられています。
角から見てもいい感じ。美意識が高い。

 

津久見はマグロも有名で、お昼は加茂さんのお店「浜茶屋」さんでマグロ三昧。

浜茶屋名物 マグロステーキ。
津久見名物 ひゅうが丼。

週末西へ

先週末は名古屋・大阪へと行ってきました。

土曜日は名城大学で行われた「大同大学 渡邊研究室・京都府立大学 長野研究室・名城大学 石井研究室 合同卒論中間発表会」に出席させていただきました。

すでに調査・分析が進んでいる学生もいれば、これから実験を行う予定の学生も。

渡邊先生、長野先生、石井先生は私と同じく名古屋工業大学・堀越研究室の出身で年齢も近く、各研究室の活動は刺激になります。

発表会には堀越先生も出席していただけました。堀越先生は現在、愛知産業大学の学長です。

日曜日は大阪で人間-生活環境系学会の理事会がありました。

 

合同卒論中間発表会の会場。
会津若松市二日町集落での調査結果の中間発表もありました。

 

 

 

建築学会大会2018(東北)

今日から3日間、東北大学で2018年度日本建築学会大会が行われており、研究室のみんなで参加しています。

初日の今日は橋本の発表がありました。板倉実験棟の冬季調査の報告です。

明日は大学院生の栗原くんの発表、明後日は大学院生の今くんの発表があります。

夜明けの板倉実験棟。断熱化の影響を検証しました。

みかん小屋調査2018夏 その1

斜面地のみかん畑に点在するみかん小屋。

大分県津久見市でみかん小屋の調査を行いました。

津久見市でプロジェクトの実績がある原忠信准教授とみかん小屋に詳しい加茂恵介さんに案内していただきました。

加茂さん(右)の説明を聞く大学院生の栗原くん(左)。

他の地域でも見られるような木造・土壁・漆喰仕上げの小屋もありますが、三和(さんわ)と呼ばれる石積みを三和土(たたき)で固めた小屋や、灰石の組積造の小屋が魅力的です。

三和(さんわ)のみかん小屋。かっこ良くもあり、かわいくもあり、まさにヴァナキュラー建築。