2022年9月 ダイジェスト

なかなか更新が出来ないうちに、10月も半ばになってしまいました。

9月に訪問したあちらこちらの写真をダイジェストで。

時系列ですらありません。すいません。

  

弘前市禅林街。杉並木の両脇に寺院が建ち並び、正面には長勝寺が構えます。
長勝寺三門。国の重文です。
長勝寺の蔀戸。
弘前城天守閣と岩木山。
旧弘前市立図書館。
大谷資料館。多くの大谷石が掘り出されたことがわかります。大谷石の石蔵がたくさん現存するのも納得。
福島県檜枝岐村の井籠造り板倉と群倉。
檜枝岐村の芝棟の農村舞台。
石垣の客席もかっこいい。
大内宿。
茅屋根に草が生えているものが散見され、少し心配に。
白河関跡。所謂、江戸時代の関所とは違います。
今年の夏の思い出の一つはこれですよね。
鬼怒川温泉の廃墟群。
足利学校。
アート作品のようなハサ掛け。

弘前市 仲町

9月の報告がなかなか進みません。

さて、黒石市の次は弘前市へ。

重要伝統的建造物群保存地区の仲町へ行ってきました。

武家住宅に加え、サワラの生垣と黒塀の町並みに点在する様々な門が印象的でした。

外溝の整備が町並みに与える影響の大きさを改めて実感しました。

4棟の武家住宅が無料で公開されており、ボランティアガイドさんの案内の元、じっくり見学できました。

  

旧伊東家住宅の床間。4棟を比べると、旧伊東家の床間がいちばん立派な造りになっていることがわかります。
旧梅田家住宅。門もかっこいいですね。
旧梅田家住宅の屋根裏。手斧(ちょうな)の跡がよくわかります。
旧笹森家住宅。
旧岩田家住宅。
同じく旧岩田家住宅。一瞬、「ミセ造り」?かと思いましたが違いました。
サワラの生垣からひょいと出ているマツが良いですね。
当時の敷地割を維持するため、空き地になっても分割して売ることができないそうです。こういう情報はボランティアガイドさんに教えてもらわないと、見ているだけでは分かりませんね。

青森県黒石市の「こみせ」

青森県黒石市へ「こみせ」を見に行きました。

青森県をちゃんと訪れるのは今回が初めてで、これで47都道府県制覇と堂々と言えるようになりました!

実は個人的に凄く嬉しいです。

これまで青森で過ごした時間は、大学院博士前期課程の時に北海道大学で行われた建築学会大会に参加した後、青春18きっぷで函館から仙台へ向かう途中、青森駅で途中下車して駅前の商店街で昼食を・・・という体験しかありませんでした。

さて、「こみせ」です。

雪除けが主な役割なのですが、気候変動で青森も暑くなってくることを考えると、夏の日陰を提供してくれる役割の重要性がこれからは増してくるのでしょうか。

  

道の両脇に「こみせ」。この道は一方通行に制限され、広い歩行者空間が確保されています。
建物は無くなっても・・・。
壁画は観光用に最近整備されたものでしょうね。
段差があるところも。
巨大な杉玉が。

芝棟再訪

群馬県みなかみ町の芝棟を再訪して来ました。

まずは国指定重要文化財の旧戸部家住宅です。

  

  

春に来た時と様子が違いますね。

やはり国指定重要文化財だけあって、ほったらかしという訳ではない様です。

さて、芝棟は・・・

  

  

なんとか、半分はそれっぽくなっています。

さて、次は国指定有形民俗文化財の雲越家住宅です。

こちらはどうでしょうか。

  

 

  

おお!これは!!

  

  

いやはや、こちらはいい感じになっていました!

新潟へ

新潟県上越市に行ってきました。

中門造の民家の現存状況を確認するのが目的です。

中門造は「中門」と呼ばれる主屋から突出した部分がある形式で、かつては中門で馬を飼ったりしていました。

今では馬などを家で飼っている方はほとんどいなので、中門の部分は改修されています。

じっくり見てみると、その改修には色々なパターンがありそうでした。

  

また、この地方の土蔵は、板倉を土蔵化した「土塗り板倉」が一般的なのかもしれない、という新たな問いが出ました。

土塗り板倉は外見からだけでは判別が難しく、その実態を把握するのが結構困難です。

  

黄金色に実った稲が印象的でした。

  

スギの防風・防雪林に囲まれた茅葺きの中門造。
中門の部分がかなり大きくなっている気がします。
なかなかお洒落な改修をしているなーと感心したり。

対馬調査 2022年8月

対馬に調査に行って来ました。

今回は熱環境のプレ調査と、コヤの現況調査で、名城大学・石井研究室との合同調査でした。

晴れたり、大雨だったりと、忙しい天気でしたが、なんとか最低限の仕事はできたかなと。

我々の研究はどうしてもお天気に左右されてしまうのですが、こればっかりはどうすることもできません。

十分な準備をしつつ、余裕を持った計画を立てて、地道にコツコツと成果をあげていくしかないですね。

近道はありません。

遠回りすることはよくありますけど、それも大事なプロセスだと思います。

  

石屋根のコヤの前に測定機器を設置させていただきました。
測定機器の設置作業をする名城大学・石井研究室チーム。

徳島調査 2022年8月

先月に引き続き、徳島県へミセ造りの調査に行ってきました。

今回は、大同大学・渡邊教授、名城大学・石井教授との合同調査です。

温熱環境と紫外線環境の実測調査を行ってきました。

事前の天気予報では「雨かも・・・」と覚悟していましたが、幸い晴れてくれました。

帰りには台風が発生。

まったくの偶然ですが、いいタイミングで調査に行くことができました。

  

ミセ造りに風鈴、良いですね!
調査機器をセッティングする渡邊先生と石井先生。

オープンキャンパス

1週間前のお話になります。

オープンキャンパスが3年ぶりに対面で実施されました。

今年の夏は厳しい暑さの日が多いですが、オープンキャンパスの日は幸いなことにそれほど暑くはならず、助かりました。

  

飯豊町へ行ってきました!

山形県の飯豊町へ行ってきました。

今回はヤシキバヤシの夏の温熱環境体験会のワークショップを実施してきました。

山形大学の濱先生、東北工業大学の栗原先生と一緒に、町民の皆さんとワイワイ楽しく勉強してきました。

芸術専門学群3年生の学生、世界遺産学学位プログラムの黒田先生と大学院生の皆さんも参加してくれました。

気温35℃を超える猛暑の中、ヤシキバヤシがあることでWBGT(暑さ指数)が3℃以上低くなることを確認できました。

  

この他、茅葺き屋根の葺き替え作業を見学させていただいたり、スノーエッグフェスティバルに参加したりと、盛りだくさんの内容でした。

  

体験会の様子。WBGT計と熱画像カメラをみんなで体験。
どこが暑いかな?どこが涼しいかな?事前に話し合って予測してから現地に行きました。
茅葺き屋根の葺き替えを見学させていただきました。
スノーエッグフェスティバルの様子です。

対馬調査 2022年7月

長崎県の対馬へ調査に行ってきました。

来月に実施予定の温熱環境調査の事前調整と、コヤの現況調査が目的です。

  

前回、対馬を訪れたのはコロナ禍になる前の2019年の夏。

3年前のことになります。

  

たった3年?もう3年前??

  

今回の調査では、対馬の集落景観が変わりつつある現実を感じました。

  

久根田舎の川沿いの群倉が姿を変えていました。
久根田舎の群倉もコヤの数が減った気がします。
今回は、玉ねぎが干してあるのをよく見かけた気がします。
石屋根のコヤにも玉ねぎが。
椎根の群倉は3年前とあまり変わらない気がしますが、保存のために整えられたこの姿自体が昔のものとは違うのでしょうね。