みかん小屋調査2019年7月 その1

大分県津久見市へ、みかん小屋の調査に行きました。

今回は学生2名とともに、みかん小屋のリスト化に向けて一歩進めるための調査を開始しました。

事前の天気予報は調査期間中ずっと雨。激しい雨も予想されていました。

ですが、初日は弱い雨に降られたものの、翌日からは梅雨前線が南下して、晴れ間も出てきました。

 

これまでに確認できたみかん小屋のチェックだけでなく、新たにみかん小屋を確認することもできました。

津久見市役所でも貴重な資料をいただきました。ご協力に感謝いたします。

 

みかん小屋を調査する学生たち。
みかん畑の中にレモンを発見。

板倉フォラム

先週末は、第5回板倉フォラム(一般社団法人日本板倉建築協会)に参加してきました。

橋本の演題は「板倉実験棟における夏季の温熱環境実測調査」でした。

板倉の断熱化に関する実証実験・第2弾の報告です。

多くの質問・感想をいただき、板倉構法に関わるみなさんの強い関心が伝わってきました。

フォラムでは、板倉構法仮設住宅の移築・再利用の報告や、準耐火構造認定取得の取り組み、各地での板倉構法の活動事例報告などがあり、充実した内容でした。

 

会場の東京原木会館。
開会の挨拶をする安藤先生(日本板倉建築協会代表理事・筑波大学名誉教授)。
板倉構法仮設住宅の移設について報告する畠先生(岡山県立大学・助教)。畠先生は安藤研究室の修了生です。
板倉実験棟。断熱タイプと標準タイプ。
測定機器設置作業の様子。

木ゼミ 審査会

本日は「木ゼミ」の審査会がありました。

 

前回からの進捗状況は・・・

浦川さんは、現地調査の内容などについて発表しました。

水畑さんは、津久見でのみかん栽培の歴史などについて発表しました。

質問に上手く答えられないところもありましたが、それもまた勉強ですね。

先生方からのアドバイスや質問を、今後に活かしてくれればと期待します。

 

浦川さんの発表の様子。
水畑さんの発表の様子。

飯豊町調査2019年6月

山形県飯豊町の調査に行ってきました。

今回の調査は、筑波大学・世界遺産専攻の黒田研究室・伊藤研究室、山形大学・濱研究室、名城大学・佐藤研究室との共同研究プロジェクトの一環で、総勢10名で飯豊町をまわりました。

やっぱり茅葺き民家はいいなぁ、とあらためて感じました。

 

調査の様子。この日は気温があまり高くならず、薪ストーブを使用中。
次の葺き替えに向けて、茅を乾燥中。
部分的に葺き替えられた屋根。一度にすべてを葺き替えるのではなく、毎年コツコツ維持補修するスタイル。
こちらも、順次、葺き替えられていく様子がよくわかります。

会津若松調査2019初夏

会津若松市の北会津町に調査に行きました。

今回は、水路ネットワークの調査です。

北会津町は阿賀川と宮川に挟まれた複合扇状地で、かつては水害常襲地域でした。

水路は日常的な利水の役割だけではなく、水害時の防水・排水の役割も担っていたそうです。

調査風景。
北会津町の西側を流れる宮川。西風が吹くと宮川が洪水になると言われたそうです。

フラワーパーク

茨城県フラワーパークではバラまつりが開催中です。

研究室の伊藤さん、浦川さん、水畑さんの作品が展示されているとのことで、みんなで現地に行きました。

展示されている作品は、ミニチュアローズのジオラマ風の鉢植えです。

 

薔薇が見頃を迎えたフラワーパークへ。
伊藤さんの作品の一部。
浦川さんの作品の一部。
水畑さんの作品を撮影中。

 

帰りには筑波山麓の地産材を取り扱う上林製材所さんのところで勉強させていただきました。

上林さんの説明を聞く学生たち。

 

大学に戻った後は、通常通り、研究室ゼミを行いました。

みなさん、お疲れ様でした。

木ゼミ 中間発表会

本日は、「木ゼミ」の中間発表会がありました。

前回からの進捗状況は・・・

浦川さんは文献調査を進め、調査対象地域の水害の歴史を整理しました。

水畑さんは文献調査を進め、みかん小屋の概要を整理しました。

5月末から現地調査がはじまる予定です。

 

他の研究室の学生も、概ね順調に進めているようで、よかったです。

すでに現地調査をはじめている人もいました。

前回の発表から大幅にテーマを変更している学生はいませんでした。

 

週末、早稲田へ

先週末は日本生気象学会の幹事会に出席するため、早稲田大学へ行きました。

幹事会の会場は、大隈記念タワーの11階。

幹事会の前に大同大学の渡邊先生、名城大学の石井先生と研究の打ち合わせを行い、夏季調査の日程調整などを行いました。

 

大隈記念講堂11階から見える景色。大隈講堂の先には、将棋の名人戦が行われるホテル椿山荘東京、そして東京カテドラル聖マリア大聖堂が見えます。
東京カテドラル聖マリア大聖堂。
早大通りの並木道がビルの谷間を貫いています。

伝統民家のイメージは?

授業で、「日本の伝統民家」を絵で表現する、という内容を行いました。

日本の伝統民家というと、主には茅葺きの農家民家や京都などの町家を想像して描くのかな、と予想していたのですが・・・

壁一面に出揃った絵を見ると、瓦葺きの農家住宅が結構多くありました。

中には中廊下式の瓦葺き2階建て住宅も(学生による投票ではそれなりに得票しました)。

瓦葺きまたは茅葺きの勾配屋根、囲炉裏、畳、縁側、といった要素が多いようでした。

全体的には、今の学生が想定する「日本の伝統民家」と私の考える「日本の伝統民家」にはかなりの違いがあるように感じました。

ジェネレーションギャップ、ということで理解して良いのかどうか。

それぞれの描いた絵を壁に貼ります。
「日本の伝統民家」のイメージをよく表現していると思うものに付箋で投票。
学生の考える「日本の伝統民家」 その1
学生の考える「日本の伝統民家」 その2

令和の初授業

ゴールデンウィークも終わり、いよいよ令和の授業が始まりました。

本日は、橋本担当の令和の初授業として建築設備計画論がありました。

レポートに基づくグループディスカッションを行い、SDGsと建築デザインや建築設備の関係についてみんなで考えました。

持続可能な開発に向けて、建築デザインや建築設備が果たすべき役割の大きさや重要性をあらためて実感できたと思います。