愛媛調査 2023年7月

愛媛県に調査に行ってきました。

今回は、島根大学の小林先生と一緒でした。

これまであまり知らなかったのですが、愛媛県にも魅力的な研究対象が沢山あり、驚いたり、嬉しかったり、ワクワクしたり。

伝統民家や伝統集落については、書籍やインターネットで手にすることができる情報がかなり整ってきている気がします。

一方で、残念ながら一部の保存対象を除くと総数的にはかなり減少しているという現実もあります。

でも、広く世間に知られていないものが、まだまだあるのだなと実感しています。

いや、私が勉強不足、経験不足なだけかもしれませんが。

  

徳島調査 2023年7月

徳島県の海陽町へ行ってきました。

今回は、来月に実施する予定の熱環境等の実測調査に向けた現地確認が主な目的です。

道路幅が比較的狭い漁村集落を対象とした調査を行うので、適当なスペースがある場所を探しながら、調査計画を立案する必要があります。

  

徳島調査 2023年3月

徳島へ行ってきました。

今年度、最後の遠方での調査になります。

今回は、主に農村舞台を見てきました。

資料によるとこれでもかなり数が減少しているようなのですが、徳島県には数多くの農村舞台が現存しています。

正に「舞台」としての空間性が感じられるところもあれば、公民館かな?と思うところまで様々でした。

  

対馬調査 2023年2月

長崎県の対馬へコヤの調査に行ってきました。

対馬を訪れるのはこれで・・・何回目かな?もうわかりません。

行く度に気付きがあるというか、発見があるというか、新たな疑問が湧いてくるというか・・・

繰り返し観察を体験することで、最初は同じに見えていたものが、だんだん分別できる様になってくるというか・・・そんな感覚です。

  

徳島調査 2022年12月

昨年末、徳島県にミセ造りの現地調査に行ってきました。

島根大学・小林准教授との共同調査でした。

これまでもよく見てきたつもりでしたが、新たな様式のミセ造りの存在に気づきました。

  

主な調査内容は現存状況の確認で、今回で主要な地域の調査は完了。

さて、取りまとめの段階となりました。

また、新たに3Dスキャナーを用いての調査を試みました。

  

ミセ造りで日向ぼっこをする住民の方の姿も。

ミセ造りで日向ぼっこをする?猫の姿も。

  

3Dスキャナーを用いた調査をする小林先生。どことなく怪しい空気感があるのは否めないですね。
ミセ造りで日向ぼっこ中?の猫さん。
ミセ造りは折り畳んだ状態でも猫の居場所になるのですね。新たな発見です。

新潟へ

新潟県上越市に行ってきました。

中門造の民家の現存状況を確認するのが目的です。

中門造は「中門」と呼ばれる主屋から突出した部分がある形式で、かつては中門で馬を飼ったりしていました。

今では馬などを家で飼っている方はほとんどいなので、中門の部分は改修されています。

じっくり見てみると、その改修には色々なパターンがありそうでした。

  

また、この地方の土蔵は、板倉を土蔵化した「土塗り板倉」が一般的なのかもしれない、という新たな問いが出ました。

土塗り板倉は外見からだけでは判別が難しく、その実態を把握するのが結構困難です。

  

黄金色に実った稲が印象的でした。

  

スギの防風・防雪林に囲まれた茅葺きの中門造。
中門の部分がかなり大きくなっている気がします。
なかなかお洒落な改修をしているなーと感心したり。

対馬調査 2022年8月

対馬に調査に行って来ました。

今回は熱環境のプレ調査と、コヤの現況調査で、名城大学・石井研究室との合同調査でした。

晴れたり、大雨だったりと、忙しい天気でしたが、なんとか最低限の仕事はできたかなと。

我々の研究はどうしてもお天気に左右されてしまうのですが、こればっかりはどうすることもできません。

十分な準備をしつつ、余裕を持った計画を立てて、地道にコツコツと成果をあげていくしかないですね。

近道はありません。

遠回りすることはよくありますけど、それも大事なプロセスだと思います。

  

石屋根のコヤの前に測定機器を設置させていただきました。
測定機器の設置作業をする名城大学・石井研究室チーム。

対馬調査 2022年7月

長崎県の対馬へ調査に行ってきました。

来月に実施予定の温熱環境調査の事前調整と、コヤの現況調査が目的です。

  

前回、対馬を訪れたのはコロナ禍になる前の2019年の夏。

3年前のことになります。

  

たった3年?もう3年前??

  

今回の調査では、対馬の集落景観が変わりつつある現実を感じました。

  

久根田舎の川沿いの群倉が姿を変えていました。
久根田舎の群倉もコヤの数が減った気がします。
今回は、玉ねぎが干してあるのをよく見かけた気がします。
石屋根のコヤにも玉ねぎが。
椎根の群倉は3年前とあまり変わらない気がしますが、保存のために整えられたこの姿自体が昔のものとは違うのでしょうね。

徳島調査 2022年7月

徳島県に「ミセ造り」の調査に行ってきました。

今回は島根大学・准教授の小林先生との合同調査でした。

3月に実施した現地調査の補足調査になります。

直前の天気予報では雨模様だったのですが、なんとか予定していた調査を実施することができました。

  

奄美調査 2022年7月

奄美大島に調査に行ってきました。

今回は、大同大学・渡邊教授と名城大学・石教授との共同調査でした。

龍郷町の「りゅうがく館」前に移築・保存されている高倉を対象とした温熱環境と紫外線環境の実測調査を行ってきました。

昨年もここで調査を行ったのですが、あいにくお天気は雨でした。

ということで、リベンジです。

今回も到着時は曇り時々雨でしたが、なんとか晴天日のデータを得ることができました。

基本的に日陰にいるようにしたのですが、結構日焼けしました。

奄美の日差しは強烈です。

 

高倉の前で集合写真を撮影。
渡邊先生が撮影した集合写真。あえてナナメです。