茨城県つくば美術館で卒業・修了制作展が開催中です。
卒業制作展でのギャラリートークが行われました。
かなりの人出で、だいぶコロナ前の社会に戻りつつあるのかな、という実感がありました。



茨城県つくば美術館で卒業・修了制作展が開催中です。
卒業制作展でのギャラリートークが行われました。
かなりの人出で、だいぶコロナ前の社会に戻りつつあるのかな、という実感がありました。
今回の投稿で愛媛シリーズ最終回です。
愛媛旅の最後は内子町の重伝建地区へ。
まずは内子座。
客席や舞台は勿論のこと、地下にある奈落などの舞台の仕掛けも見学することができます。
続いて、少し移動して町並みへ。
白や黄色の塗壁、鏝絵、海鼠壁などが見所・・・なんですが。
何とここでも・・・。
ミセ造りがありました。
徳島で見てきたものとはちょっとタイプが異なります。
確かに私の持っている歴史的な町並みを紹介するガイドブックでは「大戸」「蔀」「床几」が備えられていると書かれているのですが、特に写真で紹介されているわけではなく、まさかこれ程の数のミセ造りがあるとは思ってもいませんでした。
前回に引き続き大洲のお話。
大洲は町並みも味わい深かったですが、臥龍山荘と盤泉荘が素晴らしかったです。
まずは臥龍山荘。
いやはや、凄かった。
続いて、盤泉荘へ。
ここも凄かった。
盤泉荘は、建物も良かったですが、取水システムに感動しました。
岩盤をくり抜いた横穴から流れる生活用水。
この工事がどれほどの苦労だったのか想像もできません。
そして、この貯水槽の横にはなんと・・・
!!!びっくり!!!
そして、その後、土蔵を見学したのですが、なんと土塗り板倉の様でした。
土塗り板倉が日本のどの範囲に分布しているのか、これも大きな謎です。
大洲市大洲へ。ここもプチ伝建的な城下町です。
例によって?お城は遠くから見ただけ。
雁木のようなアーケードがある静かな商店街を進むと、良い感じの町並みが。
町並みを奥へと進むと、「ポコペン横丁」という商業施設?がありました。
「ポコペン」って、子どもの頃の遊びでありましたね。懐かしい。今の子どももポコペンやっているのでしょうか??
そして、大洲にもミセ造りが!
大洲市の見所は、城下町の町並み(とお城)だけではなかったです。大洲市の話は次回に続きます。
愛媛編、まだまだ続きます。
トップの写真は旧開明学校。
続いて訪れたのは西予市宇和町卯之町。重伝建地区です。
平入と妻入が混在し、持ち送り、格子、袖壁、卯建といったアクセントも豊富で、変化に富んだ見ていて楽しくなる町並みでした。
「伝統的な木造建築の町並み」という一定の統一感を保ちながら、よく見ると個性的な建築群。
現代の町並みの景観ルール制定にも役立ちそうな事例だと思いました。
リノベーションしたカフェの蔀戸を発見し、ミセ造りがあるのでは・・・と期待が高まります。すると・・・。
これは・・・資料館に行くしかない!ということで入館しました。すると・・・
詳細は今後調べて行こうと思いますが、愛媛県には徳島県とは異なるタイプのミセ造りがある様です。
手元にある愛媛県の伝統的な町並みを紹介する文章には「蔀戸」「床几」はあげられていますが、「ミセ造り」とは書かれていない様です。
まだまだ勉強が足りません。
宇和島へ。
ここも高校時代に来た懐かしい場所。
当時は宇和島城に行った記憶がありますが、今回は見上げただけ。
宇和島市岩松へ行きました。
ここもプチ伝建的な地域でした。
愛南町の外泊は、今回の旅の大きな目的地の一つでした。
「風と人間・生活・環境」を主題として研究を行なっているので、外泊の集落空間構成は一度体感してみたいと思っていました。
正直、想像していたのとはちょっと違っていたのですが、集落の中を歩くと、風の強弱のギャップが激しくて、なかなか愉しかったです。
「風景を体感する」というのは観ることだけではないのだな、と改めて感じました。
ネット社会が構築され、画面を通しての体験の機会が増える中、我々はますます視覚に頼りすぎているのではないかと。
「観“光”」ならぬ「観“風”」という概念もあるのかもしれません。
新たな研究テーマの芽生えを自分の中に感じました。
現場で考えるって大事だな、こういう時間を大切にしたいな、と思った次第です。
外泊集落は、お隣りの中泊集落の人口増加に伴い、次男三男が分家移住して造られた集落です。
そこで、せっかくなので中泊にも行ってみました。
すると、中泊も見事な石垣の集落でした。
外泊も中泊も、集落内を巡る迷路のような路地には柵が設けられているのですが、観光地としても位置付けられている外泊の柵は擬木、中泊の柵は鋼管、というのが面白いですね。
愛媛県に行ってきました。
最近、四国の南東側ばかりに何度も行っているので偶には逆へ・・・という訳でもないですが、行ってみたいところが幾つかあったので。
結論から言うと、収穫の多い旅になりました。
ですので、何回かに分けて整理しておきたいと思います。
研究者生活を送る様になり、日本の各地を訪れていますが、愛媛に来るのは超久しぶり。
高校一年の終わりの春休み以来、約35年ぶりになります。
その時は、高校の友人、O君とH君と3人での旅でした。
私の旅好きが芽生えたきっかけの経験だったと言っていいと思います。
O君には時刻表の読み方を教えてもらいました。
イケメン(当時はそんな言い方はなかった気もしますが)のO君とH君が何故ゆえ私を誘ってくれたのかは、いまだに謎です。
さて、その時にも訪れた道後温泉本館へ行ってみると・・・改修中でした!
ド派手なシートを被せてありました。
さて、気を取り直して、最初の目的地へ。
まずは、松山市南斎院(みなみさや)というところへ。
長屋門が多くあるとの情報があったのですが、思いの外凄かったです。
雪の話が間に入ってしまいましたが、群馬の旧街道の後は城下町を見に行きました。
甘楽町の小幡です。
思った以上に趣があり、見どころ十分でした。
富岡製糸場などが近場にあるので、もっと観光地としてのポテンシャルを発揮できそうな地域に思えました。
あちこちに駐車場は整備されているのですが。
最強寒波・・・筑波山にはうっすらと雪が。
道路には積もらなくて助かりました。
明日は大学院(博士後期課程)の入試です。