鹿児島県に行ってきました。
薩摩藩では外城制度という独自の体制のもと、「麓」と呼ばれる武家屋敷群が各地にあったそうです。
今回は、出水麓、蒲生麓、入来麓を中心に、鹿児島県の北西側を廻ってきました。
奄美大島はこのところ毎年のように行っているのですが、九州本島の鹿児島県に行くのは高校生・大学生の時以来。
当時は桜島や知覧に行った記憶がありますが、知覧が「麓」の一つであることは全く知りませんでした。
鹿児島空港に行くのも初めて。
これで、九州本島の主な空港で行ったことがないのは熊本空港のみとなりました。
因みに、四国では香川空港に行ったことがありません。
熊本空港と香川空港の制覇が次の目標??
まずは出水市の出水麓へ。ここは重伝建地区です。
偶然ですが、今回の旅での最初の「麓」としてここを訪れて良かったと思いました。
立派な資料館が最近整備されており、「麓」について最初に基礎勉強することができました。
また、見学が可能な2棟の武家屋敷では、管理人の方々にいろいろと教えてもらうことができました。
出水麓の町並み。馬場と呼ばれる広い道沿いに門、生垣、石垣があるのが麓の主な景観です。
敵襲に備え、道路が低く、屋敷地が高くなっており、斜路や階段が門の前には設けられています。
竹添邸。赤い壁が印象的です。
税所邸。梅の季節には遅すぎました。ここはいろいろな仕掛けがあります。
次は蒲生麓へ。
ここは重伝建地区ではないのですが、多くの門がありました。
日本一の大クスが有名です。
重伝建地区ではないですが、武家屋敷の雰囲気は十分に感じます。
蒲生八幡神社の日本一の大クス。
最後は入来麓。
ここは茅葺きの建築物が現存しています。
また、中世山城の跡が近くにあります。
旧増田家住宅。
入来院家かやぶき門。
イヌマキの刈り込み整形が凄い。
清色城跡堀切。
「麓」以外にも興味深いところがいくつか道中にあり、ちょこちょこ寄り道しました。
祁答院家住宅。
掛橋坂。地方街道の一部の石畳。
山田の凱旋門。
西郷隆盛の腰掛け石。