音環境の測定演習

騒音計を使って音環境を測定する演習を行いました。

3つのグループに分かれて調査を実施。

学生たちが考えた調査のテーマは、

「工事中に使用する防音シートの調査」

「勉強や作業に適する騒音の調査」

「静けさの中の音」

でした。

ちゃんと音源からの距離を意識して調査したり、日頃の経験を背景にテーマを設定したり、測定結果から環境を⭐︎の数で評価したり・・・と、学生らしい考えや工夫がみられました。

「誰が、何が発する音なのか」が騒音の評価に影響するという調査の体験に基づく気づきもあったようです。

 

筑波山と富士山

橋本研究室の窓からは筑波山が見えます。

この時期、夕方の天気がいいと、研究室のある建物から富士山が見えます。

 

芸術学系棟6階から見える富士山。以前は研究室のある5階からも見えたのですが、手前の木々が成長したためか6階に行かないと見えなくなりました。残念。
研究室から見える筑波山。手前の建物は改修中です。
富士山と同じ撮影条件だとこれくらい大きくなります。

デザイン演習4 追伸

デザイン演習4の発表・講評会には、プロの写真家による撮影も行われました。

集合写真だけではなく作品の写真もいただけたので、私では上手く写真が撮れずご紹介できなかった作品の一部を追加でご紹介します。

 

水族館での光と音の演出の提案。レーザー光を魚が遮ると音がなります。このまま水槽の照明として見ても、なかなかおもしろいですよね。
回転するシェードが光と影の動きを生み出す提案。短期間おの課題でしたが、ちゃんと実動するモックを制作してくれました。動画じゃないと上手く伝わらないかも。
上の作品の光源。
閉店後の店内の明かりが左右に動き、窓からの揺れる光を演出する提案。これも動画じゃないと上手く伝わらないかも。

 

枝に吊るした光源が葉の影を映す提案。
時間の経過を光が教えてくれる提案。

雙峰祭の大看板

11月の2〜4日に雙峰祭(筑波大学学園祭)がありました。

そこに大看板が現れたのですが、お気付きになりましたでしょうか?

 

学生チームから相談を受け、大看板に筑波山地のスギ材を用いて落とし板構法で制作することを提案しました。

上林製材所さんの協力により、実現が可能となりました。

材料のカットに失敗したり、上手く組み立てられなかったりと悪戦苦闘したようですが、無事に学園祭に新たな風景を創出していました。

 

大看板の様子。部材の一部がないですね。。。うまく嵌められなかったのかな??
裏を見るとスギの板材で構成されているのがよくわかります。
設置に向け最後の仕上げを行う学生チーム。落とし板構法のため一枚ずつにばらして絵を描くことができます。
大看板の横には小看板?も。
ちょっと表記がおかしい気もしますが、協力のお礼として研究室と上林製材所の紹介がされていました。
おまけ。箱根駅伝出場決定の垂れ幕がありました。

環境デザイン演習2 現地調査

先週末は環境デザイン演習2の現地調査を土浦で行いました。

本当は一週間前に実施する予定だったのですが、悪天候のため延期に。

今回はいいお天気でした。

11月になったというのに、Tシャツでも十分なくらいの暖かさでした。

 

現地調査の様子。その1。
現地調査の様子。その2。
現地調査の様子。その3。
お昼は明治2年創業の老舗の天ぷら屋さんにて、みんなで天丼をいただきました。

デザイン演習4 発表・講評会

本日はデザイン演習4の発表・講評会でした。

以前にお伝えした通り、課題のテーマは「てら・す」。照明の課題でした。

前半は工房棟のスタジオで、後半はデザインのプレゼンルームで行いました。

約1ヶ月と短めの期間の課題ですが、皆さんよく頑張ったと思います。

学生をみると、自分の成長のために大学・教員や授業をうまく利用している学生と、せっかくの環境をもっと活かしてくれたらいいのになという学生がいるようです。

まだ2年生の途中なので、今回の経験が今後に活かされることを期待しています。

 

うまく写真が撮れず、紹介したくても紹介できない作品も多かったのですが、作品の一部をご紹介します。

 

写真スタジオで行うプレゼンはいつもとは違った雰囲気でした。
パオのような光るビアガーデンの提案。
光る傘。傘がコミュニケーションデバイスになるという提案です。
カクテルバーの屋台の提案。シルエットの効果がおもしろいです。
水たまりのあるペデストリアンの提案。地面レベルに透過する光の感じを表現しています。
昼光照明を積極的に利用した店舗の提案。

屋敷林座談会 in 飯豊町

山形県飯豊町で行われた屋敷林座談会に参加してきました。

橋本は、約2年前に行った屋敷林の冬季小気候観測調査の結果に関する簡単なお話を担当しました。

最初に筑波大学・黒田先生のご挨拶があった後、名城大学・佐藤先生と橋本による屋敷林に関する簡単な説明がありました。

その後、松山邸の屋敷にて、筑波大学・伊藤先生と山形大学・濱先生の解説を受けながら屋敷林のお散歩に。

最後に2つのグループに分かれて座談会を行いました。

屋敷林やカザライの思い出や、飯豊の屋敷林景観のこれからについて、活発な意見交換が行われました。

 

最初に筑波大学・黒田先生より、ご挨拶と趣旨説明がありました。
あいにくの雨でしたが、参加者全員で松山邸へお散歩に。
座談会の様子。橋本は山形大学・濱先生と同じグループに参加しました。
座談会のまとめを発表する学生さん。
最後に、出席された住民の皆さんが一言づつ感想などを発表しました。

環境デザイン演習2も始まっています

今年度から、環境デザイン演習2を担当することになりました。

環境デザインの3年生が受講する、設計演習です。

 

課題は「公園のような街」。

土浦市の中心市街地が対象地です。

 

旧城下町である土浦市の中心市街地には街区公園レベルの身近な公園が少ないです。

(城址を整備した亀城公園はありますが。)

街路樹も少ないです。

 

現代社会において地方都市の中心市街地に求められる「公園のような機能」を再考・再定義し、必要となる公共施設(様々な人たちが利用できる施設)を提案することで、街全体を「公園のような空間」として再整備するアイデアを考える課題です。

 

先週は、早速、現地調査の第一弾に行きました。

 

雨が降ったり止んだりする中、土浦市の現状をチェックする学生たち。後ろに写っているのは最近できた商業施設です。
モール505の存在に驚いていました。

デザイン演習4 スタート

今週から秋学期が始まりました。

今年から、秋学期で担当する演習の授業が変わり、2年生の「デザイン演習4」と3年生の「環境デザイン演習2」を行うことになりました。

 

昨日は、デザイン演習4の初日。

デザイン演習4は情報・プロダクトデザインの山田博之准教授との担当です。

課題は「てら・す」。

サブテーマが「テンポをてらす」。

照明の課題です。照明器具の提案でも空間の提案でも可、リアルの世界の提案でもバーチャル(インターネット)の世界の提案でも可。2つの世界をつなぐ提案でも可。

という、自由度の高い、筑波大学芸術専門学群デザイン専攻「らしい」課題です。

 

初日は課題説明で終わり・・・ではなく、ブレインストーミングを行いました。

 

思いついたキーワードを整理していきます。最初は机を使っていたのですが・・・
後半になってくると、机ではスペースが狭くなり、床でブレストしだすグループも。
発表の様子 その1。
発表の様子 その2。
発表の様子 その3。
発表の様子 その4。

イノフェス2019

9月28・29日に六本木ヒルズでイノフェス(INNOVATION WORLD FESTA 2019)がありました。

そのイベントの一つに「つくばイノベーションテラス」があったのですが、展示空間デザインに研究室の大学院生、栗原くんと伊藤さんが参加しました。

橋本は展示空間デザインの監修を依頼されました。

「彩森の環境・TSUKUBAから生まれる最新のイノベーション」を展示空間のデザインコンセプトとして設定し、筑波大学キャンパス内で手に入れた枯れ枝や筑波山地の木材や緑を使用して空間を装飾しました。

「彩森(さいしん)」は橋本の造語です。

 

芸術専門学群の環境デザイン、建築デザイン、情報・プロダクトデザイン、クラフトなどの学生が装飾に関わっています。

主担当はデザイン専攻2年生の須永さん。

大変な仕事だったと思いますが、とても良くがんばりました。

 

なお、筑波山地の木材や緑は上林製材所のご協力を得て使用することができました。本当にありがとうございました。

 

会場は六本木ヒルズの一角、TOHOシネマズの横でした。
当日の様子です。
服飾店の一角をイメージした展示空間を設営する栗原くん。
当日はこのような感じに。デザイン担当は栗原くんです。
伊藤さんは植栽による装飾デザインを担当しました。
棚の上を飾る筑波山地から来た植物たち。
休憩・談話スペース。
筑波山地産の木材を使って建てた暗室。栗原くんがデザインしました。