島根へ 2021年11月 その1

島根県に行ってきました。

今回の主な目的は「柿小屋」。

ちょうどシーズン真っ盛りで、柿小屋にずらっと並べられた干し柿が壮観でした。

島根大学・准教授の小林先生にご案内していただきました。

飛騨へ 2021年11月 その3

久しぶりに種蔵集落を訪れました。

確か、前回来たのは東日本大震災より前だった気がするので、10年以上ぶり!?

美しい風景がしっかりと維持・管理されていました。

種蔵の風景は、カッコいいだけでなく、何となくホッとします。

飛騨へ 2021年11月 その2

今回、飛騨を訪れたのは、タテグルミ的な土蔵・板倉の確認でした。

土蔵と板倉のハイブリッド的な付属屋がちらほらと確認できました。

中には住宅の中に土蔵が取り込まれた本格的なタテグルミも。

タテグルミの本場?長野県諏訪地方では、敷地の狭小さがタテグルミの成立要因の一つという説があるのですが、この地方では敷地条件は関係なさそうです。

そして、高山の町並みでは、クリスマスに向けた準備が着々と進められていました。

伝建地区にいるサンタさん、何だか不思議な感じがするのは私だけでしょうか。

飛騨へ 2021年11月 その1

岐阜県の飛騨地方に行ってきました。

まずは白川郷へ。

多くの観光客がいましたが、コロナ前と比較すると、これでもきっと随分少ないのでしょうね。

とはいえ、修学旅行と思しき中学生の団体がいたり、外国人旅行者がいたりと、少しずつ日常が取り戻されつつあるようにも感じました。

住民の方々は積雪対策の準備を始めていました。

雪囲いにも色々なタイプがありました。

第60回 日本生気象学会大会

第60回 日本生気象学会大会で発表を行いました。

発表題目は「奄美大島における高倉の床下空間に形成される夏季の温熱環境」です。

今年の夏に行った奄美大島での温熱環境実測調査について、WBGTの測定結果を中心に取りまとめたものです。

昨年に続き、今年もオンラインでの開催となりました。

オンラインでの学会開催については、時間的・経済的な負担が少ないというメリットがあり、前向きな意見も少なくないです。

私個人としては、オンラインでの学会開催はやっぱり何だか味気なく、物足りない気がする、というのが正直なところです。

大分へ 2021年11月

大分県津久見市に行ってきました。

みかん畑ではさまざまな種類のみかんが実っていましたが、もうすぐ収穫期を迎える温州みかんが橙色になっていました。

みかんの種類によっては、サンクイーンなどのように枝で袋詰めにされるものもあるのですが、温州みかんの橙色は大事な景観要素だな、とあらためて認識しました。

そして、工場建築もやっぱりカッコいいですね。

「三和のみかん小屋」「みかん畑」「モノラック」「石灰工場」「海」の津久見の景観5点セット。

徳島へ 2021年10月

高知とともに、徳島にも行ってきました。

「ミセ造り」の現地調査です。

資料をもとに歩いたエリアでは、すでに結構な数が無くなっていて残念・・・。

一方、しっかりとした資料がなかったエリアでは予想外に現存していてビックリ、ワクワク。

漁村集落の民家に見られる手すりの意匠も興味深かったです。

高知へ 2021年10月

高知県に行ってきました。

今回は島根大学の小林先生と一緒に、あちこちまわってきました。

水切り瓦、石垣、武家屋敷と、魅力的な街並みや伝統民家を沢山見ることができ、収穫は大きかったです。

重伝建の吉良川では、住民の方のご好意によって民家の室内も見せていただけました。

データ回収

9月に入り、新型コロナウイルス感染第5波の状況もあり、調査を自粛しております。

ですが、設置した測定機器のデータ回収・再設置は必須です。

というわけで、調査中の板倉構法住宅で作業してきました。

千葉県流山市のE邸では、昨年度の猛暑の中で行なった調査結果を踏まえ、室内温熱環境の改善を目指して様々な工夫を実践しています。

ロフト部分の西側開口部にルーバーを設け暖められた空気の排出を試みたり、越屋根の使い方を工夫してみたり、あるいは壁面緑化に挑戦してみたり。

パッシブデザイン的な工夫のみならず、エアコンを設置して猛暑に備えたりと、柔軟に対応されているそうです。

建物は建てたら完成ではないんですよね。

住みながら、生活しながら、環境がより快適になるように工夫していくことが大事なんですよね。

ということを、あらためて感じました。

秋田へ

秋田県に行ってきました。

私は、一応、47都道府県すべての土地を自分の足で踏んだことがあります。

ですが、「訪れたことがある」とハッキリ言い切れないところが3箇所ありました。

その一つが秋田県です。残りの2箇所は青森県と佐賀県です。

今回は、山形大学の濱先生と秋田県立大学の李先生にご案内していただき、堆肥小屋と風除けの板塀を中心に現地調査を行ってきました。

堆肥小屋、想像していたものと異なり、組積造が魅力的な立派な付属屋でした。百聞は一見に如かず。現地に行ってみてよかったです。

板塀もなかなか興味深いものがありました。現在でも新設したり補修したりしているとのこと。じっくりと調べてみたいな、と思いました。「風」の研究は私の原点ですし、新しい研究テーマとして魅力を感じました。

秋田を再訪出来る日が楽しみです。そして、青森県と佐賀県もちゃんと?訪れて、早くスッキリとした気持ちで「47都道府県に行ったことがあります」と言えるようになりたいな、とあらためて思いました。

堆肥小屋の例。
堆肥小屋を撮影する山形大学の濱先生。
沿岸部で見られる風除けの板塀。
板塀と松林と風力発電。秋田沿岸部の「風の気候景観3点セット」。
畑の敷地境界にも板塀が。
秋田県の沿岸部にはたくさんの風力発電施設があり、風が強いことを教えてくれます。