奄美調査 2020夏

ちょっと、どうしても現地で確認しなくてはならないことがありまして、奄美大島に一人で行ってきました。

これまで何度も奄美を訪れていますが、一人で行ったのは初めてだと思います。

台風と台風の合間の日程で行くことができ、なんとか目的は達成してきました。

初日は雨交じりのあいにくの天候でしたが、二日目は晴れました。

実質、3時間しかほどしか太陽の下にはいなかったのですが、結構、肌がヒリヒリしまして。

奄美の紫外線を侮ってはいけませんね。

 

ソテツバテ。蘇鉄の防風林に囲まれた畑です。
奄美の海は本当にきれいです。

龍ケ崎調査 2020夏 その2

龍ケ崎に行ってきました。

今回は龍ケ崎市史の編さん当時に水屋・水塚の調査をされた方にお話を伺いに、龍ケ崎市歴史民俗資料館へ。

当時の写真などを見せていただいた後、現地を案内していただきました。

今までに見たことのない、とても大きな水塚などを紹介していただきました。

その後、足を延ばして利根町へ。

茅葺民家がありました。

龍ヶ崎市歴史民俗資料館の屋外展示物。
写真ではわかりにくいですが、他と比べて規模が大きい水塚がありました。
利根町に現存する茅葺民家。

取手調査 2020夏

今回は取手市取手地区に行きました。

小貝川流域での水屋・水塚調査シリーズです。

少しずつですが、調査対象の確認をしつつ、調査へのご協力を依頼してまわっています。

今回も魅力的な水屋・水塚が見つかりました。

新型コロナウイルスだけでなく、熱中症にも気をつけながら、徒歩でテクテク調査します。

 

龍ケ崎調査 2020夏

小貝川周辺での水屋・水塚の調査を久しぶりに再開しました。

3月以来です。

もちろん、コロナウイルス対策を行いながらの調査になります。

橋本研究室もそうですが、現地調査に重きを置いている研究室はコロナウイルスの影響でかなり苦労しているのではないでしょうか。

その上、梅雨がなかなか明けなくて困っています。

曇り空の日の午後になんとか歩き回ることができたのですが、それなりに日焼けしました。

3月は取手市藤代地区を中心に調査を行いましたが、少し範囲を広げて、お隣の龍ケ崎市で水屋・水塚の確認を行いました。

シュロの木が良いアクセントになっていましたよ。

藤代調査 2020春

少し前に、取手市の藤代地区で伝統民家等の現存状況を調査しました。

水害常襲地域である藤代では水屋・水塚がみられます。

約30年前の調査報告を参考にしながら数日かけて地区内をまわりました。

茅葺民家はほとんどなくなってしまいましたが、水屋はまだいくつか残っています。

その中には、ただの防災施設ではなく、庭の一部としてデザインされているものもあり、興味深いです。

シラカシ、イヌマキ、マサキ、ツバキなどの生垣も印象的でした。

 

飯豊町調査 2019冬

山形県飯豊町にヤシキバヤシ・カザライの調査に行きました。

冬季の小気候観測調査です。

残念ながら強い風は吹かず、期待していたようなデータは取れませんでした。

気温が1.5度でも、風がなく、日差しがあれば暖かいということを体験的に再確認できました。

やはり冬季の防風・日射取得はパッシブデザインの中でも大事なのだなと感じました。

 

現地に着いた時は雪景色。向かって右の家にはカザライが、左の家には木柵とネットが設置されていました。
ヤシキバヤシ、カザライ、主屋、土蔵。
屋敷側から見たカザライ。
調査のイメージ その1。
調査のイメージ その2。
帰ることには、すっかり雪がなくなりました。背後の山並みの積雪状況の違いが印象的でした。

会津若松調査2019年8月

会津若松に調査に行ってきました。

今回の調査では、水土里ネット会津大川のみなさんにお世話になり、

水路に関する資料をいただいたり、水路の水源を案内していただいたりしました。

集落を流れる水路網が江戸時代以前にまで遡る歴史を持つとのこと。すごいです。

 

ここが北会津町の水路の取水口である「馬越頭首工」。
堰に段差があるのがわかりますか?手前が改修済み、奥が改修前。水の力で削られていくとのことです。水の力はすごい。
水路の歴史を説明した「うつろ堰碑」。「うつろ」という字は創作とのことで、変換してもでてきません。

2019夏 前期ダイジェスト

前回報告した対馬の夏季調査以後の主な出来事についてダイジェストで報告します。

この夏はいつもよりもスケジュール的にタイトな上、台風の影響も受けていて大変です。

まず、対馬の後は山形県飯豊町に小気候観測調査に行きました。

屋敷林(ヤシキバヤシ)・散居・カザライに関する調査です。

夏にはカザライはありませんが。

冬季はこの辺りにカザライが設けられるとのこと。
WBGT計を用いての調査。

 

そして、8月1日に木ゼミがありました。

水畑さんの発表の様子。

 

続いて、8月3日に大学説明会(オープンキャンパス)がありました。

今年も多くの高校生・ご家族が筑波大学芸術専門学群に来てくれました。

中には小学生の姿も。

留学生からの大学院受験に関する問い合わせも増えてきているように感じます。

オープンキャンパスの様子。

 

翌週からは大分県津久見市へ。

名城大学・石井研究室との合同調査で、みかん小屋の現地調査を行いました。

津久見に行くたびにみかん農家の方をはじめ、地元の方々とのご縁が広がりつつあります。

みかん小屋調査の様子。
加茂さんの家の裏庭で行ったバーベキューパーティー。調査の合間の楽しい一夜を過ごしました。ごちそうさまでした。

対馬調査 2019夏

長崎県対馬に調査に行きました。

今回の調査は大同大学・渡邊研究室との共同研究です。

なかなか梅雨が明けず、台風の影響で飛行機が欠航になるなど不安要素が少なくなかったですが、なんとか調査を行うことができました。

台風でいつもにも増して空気がきれいになっていたのでしょうか?ものすごく日焼けしました。

 

橋本研は風環境を中心とした小気候観測を担当しました。

渡邊研究室は屋外温熱環境と紫外線の定点観測を担当しました。

冬の調査でご縁のできた住民の方のご協力を得て、コヤの室内温熱環境の実測調査を行うこともできました。

差し入れやお土産も沢山いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

鰐浦集落の群倉。
調査機器を準備する橋本研の学生たち。
群倉の前で小気候調査を行う博士前期課程の伊藤さん。
調査機器の設定を行う大同大学・渡邊研究室のみなさん。
学生たちの記念撮影を行う大同大学・渡邊教授。副学長も担当されておりお忙しい中、調査に参加です。

会津若松調査2019年7月

福島県会津若松市北会津町に調査に行きました。

前回(初夏)の調査に引き続き、水路ネットワークの調査です。

津久見の調査の時もそうでしたが、梅雨の時期ですがなんとかお天気にも恵まれ、無事に調査を進めることができました。

住民の方にもお話を伺ったり、差し入れを頂いたりと、お世話になりました。

住民が日常生活に利用していた「生活用水」、水田や畑や果樹栽培に利用している「農業用水」、日常的な「雨水排水」、水害時に機能する「減災システム」の関係が少しづつ解明されつつある気がしています。

 

上杉景勝公ゆかりの水源を調べる浦川さん。
複雑に立体交差する農業用水ネットワークシステム。
水路に沿って植えられた紫陽花。