漠然と古いモノ・コトに惹かれていた学生時代にビザンティン美術に出会い、以来聖堂装飾を中心に研究を続けています。もともとのテーマは「聖母の眠り」という主題の図像ですが、最近は「十二大祭」を中心に他の主題にも取り組んでいます。画集が整った研究分野ではないので、しばしば自分の足で作品を訪ね歩く必要があります。バルカン半島南部やトルコを対象にフィールドワークを行い、聖堂という三次元空間に描かれた図像のあり様について考えています。

武田 一文
TAKEDA Kazufumi
所属・役職:芸術系 助教
領域:美術史
学位:博士(文学)
研究室:芸術系棟B336
研究分野
西洋美術史
特に中世キリスト教美術、ビザンティン美術
研究テーマ
「聖母の眠り」図像の研究、聖堂装飾プログラム研究
主な著書・論文
「聖堂装飾における十二使徒の選択に関する一考察──典拠と神学的重要性の相克に着目して」『Waseda Rilas Journal』Vol.9、2021年
略歴
2021 筑波大学 芸術系 助教
2017-2019 早稲田大学 文学部 助手