中国明末期、特に董其昌(1555-1636)の書論を中心に考察を進めています。現在とは異なる、文字の大きさや筆線に対する細かな分析などがうかがえ、私たちの制作にも多くの示唆を与えてくれます。また、これを受けて、運動解析機器などによって手指のしくみと動きを確かめ、書法史研究へ応用することも検討しています。
中国の古代文字・金文を中心として制作にも携わりつつ、書へのよりよい向き合い方を考え続け、伝えられるよう努めています。
中国明末期、特に董其昌(1555-1636)の書論を中心に考察を進めています。現在とは異なる、文字の大きさや筆線に対する細かな分析などがうかがえ、私たちの制作にも多くの示唆を与えてくれます。また、これを受けて、運動解析機器などによって手指のしくみと動きを確かめ、書法史研究へ応用することも検討しています。
中国の古代文字・金文を中心として制作にも携わりつつ、書へのよりよい向き合い方を考え続け、伝えられるよう努めています。
OGAWA Akiho
所属・役職:芸術系・准教授
領域:書
学位:博士(芸術学)
研究室:芸術学系棟B537
書学書道史、および書作品の制作
董其昌を中心とする中国明代書法史
字径を中核的な発展要因とする書道史再構築
手指書字運動の解析とアーカイブ化
「字径を中核的な発展要因とする書道史再構築の試み」『鹿島美術研究』年報別冊37号、2020年
「明湯煥《遊西山詩》冊与《書指》的共鳴」『故宮文物月刊』448期、2020年
共著『美意識のトランジション(過渡期)―十六から十七世紀にかけての東アジアの書画工芸』五島美術館、2019年
共著『妙合神離―董其昌書画特展』國立故宮博物院、2016年
「歴代書跡に対する董其昌の鑑定・評価基準―褚摹系「蘭亭序」に近似する一群の書跡の存在から―」『書学書道史研究』23号、2013年
2018 第53回雪心会書作展 雪心会会長賞
2022 第38回読売書法展 読売新聞社賞
2022 第76回日本書芸院三月審査会 大賞
2016 公益財団法人五島美術館 学芸部 学芸員
2012 安田女子大学 文学部 助教