学習科学における熟達化の知見をふまえつつ、美術鑑賞学習での思考の深まりを支援するための思考の可視化方略モデルを鑑賞スキルの視点から独自に構築し、それを生かした支援ツールや学習形態の効果と課題について実証的に探究している。特に作品要素と鑑賞行為の要因から考案した鑑賞スキルの視点を美術鑑賞プロセスでのモニタリングとコントロールに活用し、メタ認知的支援を促すためのデジタル鑑賞支援ツールの開発を進めている。