日本の絵画における遊魚表現について研究しています。とくに近代的展開の一つとして「生態画」の発想に注目し、伝統的画題の延長上にその萌芽が見られる点について関心をもっています。先人が種を植え、時代の急速な変化に埋もれていたこの発想を見つめ直し、現代に一表現者として挑戦し続けたいと願って筆をとっています。

諏訪 智美
SUWA Tomomi
所属・役職:芸術系・助教
領域:日本画
学位:博士(芸術学)
研究室:芸術学系棟B643
研究分野
日本画制作
特に日本の絵画における遊魚表現
研究テーマ
日本の絵画における遊魚表現および博物図譜表現の研究
主な作品
主な著書・論文
「日本の絵画における遊魚表現 『大日本魚類画集』の解釈をめぐって」『芸術学研究第18号』、筑波大学、51-60頁、2013年
「日本の絵画における遊魚表現」筑波大学、2014年
「『衆鱗図』の制作工程、その推定と追体験をめぐって」『特別展 自然に挑む 江戸の超グラフィック-高松松平家博物図譜』、香川県立ミュージアム、75-77頁、2019年
受賞歴
2012 第44回日展 新入選(以降’13)
2014 第49回日春展 新入選(以降’15)
〃 改組第一回日展(以降’16,’17,’18,’19,’20会友推挙)
〃 渺渺展(銀座画廊・美術館)(以降’15)
2016 青晴会(以降’17,’18 髙島屋 横浜、京都、大阪)(’19大阪、新宿)(’20大阪)
2017 第一回新日春展(以降’18,’21会友推挙、’22)
2019 2018年度平和堂財団芸術奨励賞 受賞(公益財団法人 平和堂)
2020 絵画の筑波賞 優秀賞(㈱筑波銀行・関友商事㈱、西武池袋本店西武アートフォーラム)
2021 華・華展(大阪髙島屋 6階ギャラリーNEXT)
略歴
2014 筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程芸術専攻 修了
2014 京都精華大学芸術学部造形学科日本画コース特別任用講師(~2019年3月)
2019 京都精華大学芸術学部造形学科日本画専攻非常勤講師(~2022年3月)
2022 筑波大学 芸術系 助教(4月~)
現在 公益社団法人日展 会友、新日春会 会友、京都日本画家協会 会員