日本の絵画における遊魚表現について研究しています。とくに近代的展開の一つとして「生態画」の発想に注目し、伝統的画題の延長上にその萌芽が見られる点について関心をもっています。先人が種を植え、時代の急速な変化に埋もれていたこの発想を見つめ直し、現代に一表現者として挑戦し続けたいと願って筆をとっています。