「存在」をテーマとした人間像を表し、現代的な具象彫刻表現を探究している。近年は塑造を主として、セメント・モルタル材やテラコッタによる作品制作を行う。また、視覚だけに頼らない触覚的感受と鑑賞支援に関する研究に取り組み、「彫刻に触れるとき ̶「さわる」と「みる」がであう彫刻展」や「触れるアート展」といった触れることのできる彫刻展を企画し、ミュージアム・アクセシビリティやアートマネジメントも研究キーワードとなっている。

宮坂 慎司
MIYASAKA Sinji
所属・役職:芸術系・助教
領域:彫塑
学位:博士
研究室:芸術学系棟B142
研究分野
具象彫刻表現、触れる彫刻鑑賞、日本近代彫刻史
研究テーマ
触覚的イメージに基づく彫刻表現の研究
「伝統素材・技法×3D技術」による民族絵画への触覚的アプローチの研究
主な作品
主な著書・論文
原型制作の痕跡にみる「素材感が導く彫刻造形」に関する一考察『彫刻研究誌アートライブラリー』22号, 2021
「触れるアートの“いま“と“これから“」『視覚障害 : その研究と情報』2020年から継続的に執筆
「名作の彩り」『視覚障害 : その研究と情報』2021年から継続的に執筆
受賞歴
2013 第45回日展 特選
2015 改組新第2回日展 特選
2016 第66回千葉県美術展覧会 県展賞
2019 第49回日彫展 西望賞
2021 令和3年度茨城県芸術祭美術展覧会 茨城新聞社賞
略歴
2018 筑波大学芸術系 助教
2017 東京福祉大学大学院社会福祉学研究科児童学専攻 准教授