ビジュアルデザイン領域

ビジュアルデザイン領域で追究するのは、視覚的・造形的手段により内容を美的・効果的に伝えるための媒体に関わるデザインです。すなわち、イラストレーション、タイポグラフィ、ダイヤグラム、印刷、写真、映像等を用いて、印刷物・出版物、各種のグラフィックプロダクツ、多様なメディアに展開する広告、環境におけるサインや色彩、またWebサイト等々をデザインする分野です。製品プロモーション、ブランディング、編集デザイン、ブックデザイン等も含み、絵本・マンガ等も研究します。

 本領域では、理論と実践の統合、実験的・研究的姿勢の尊重、隣接諸分野との連携等を、教育上の基本方針とします。具体的な事象に基づいて問題を設定し、これに対して分析的理論的にアプローチしつつ、広い視野から柔軟に捉え直し、創造的な解決を求めていきます。現代の様々な問題に対し、積極的に取り組むことのできるクリエイター、研究者の育成を目指します。

修了生の進路

修了生は、広告代理店、デザインプロダクション、出版社、新聞社、印刷会社、各種企業の宣伝・企画部門、官公庁等に就職する他、デザイナー、イラストレーター、映像作家等として活躍する者もあり、また高等学校教員、大学等の教育研究職に進む者も少なくありません。博士後期課程への進学者もあります。

主な修了生
S57 山崎 典子 漫画家(犬丸りん)
S58 畠山 直哉 フォトグラファー
S60 小泉 雅子 多摩美術大学教授
H3 田中 佐代子 筑波大学准教授
H4 荒木 博申 佐賀大学教授
H5 小谷 充 島根大学准教授
H6 世ノ一 善生 滋賀大学准教授
H6 山本 政幸 岐阜大学准教授
H14 金 尚泰 筑波大学准教授
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