建築デザイン領域

建築デザイン分野の教育は、建築にかかわる多くの問題について、各自が研究・研鑽する場を提供し、ともに考えを深めることを目標としている。

教員の専門分野は「建築構法論」「建築計画論」「建築設計論」「建築・都市パッシブデザイン論」であり、カリキュラムも上記の分野についての特講を主として構成されている。関連の他分野、他研究科の受講も一定限度までは自由である。

演習はデザイン学領域群の4領域の教員が複数関わる「デザイン総合演習」と専門領域の「建築デザイン演習」からなる。実務に近いようなかたちで全体のテーマを設定した上で、受講する学生が自らの取り組む内容を設定する。

修了研究にあたるものが「建築デザイン領域特別演習」「建築デザイン領域特別研究」であり、博士前期課程全員の必修である。修士論文または修士設計をおこなう。指導教員のゼミ、建築デザイン領域の合同ゼミ、さらには、デザイン学領域群全体での発表会等が設定されており、研究の進捗にあわせて広い視野からの検討を行う仕組みとなっている。

修了生の進路

修了生は、設計事務所、ゼネコン、デベロッパーなどに就職し、各種デザイナー、一級建築士、プランナー、プロデューサーとして国内外で活躍し、あるいは、教員、研究員、公務員など、幅広い社会のニーズに対応する専門家として活躍している。さらに博士後期課程へ進学し、より高度な専門家、教育者、研究者の道に進むものもいる。

主な修了生
H12 黒坂 貴裕 奈良文化財研究所主任研究員
H13 志村 真紀 横浜国立大学地域実践教育センター准教授
H18 土岐 文乃 東北大学大学院工学研究科
都市・建築学専攻 助教
H22 彌田 徹 403 architecture [dajiba]
H22 吉田 清人 鹿島建設株式会社
H23 益留 亜弥 upsetters architects
H24 佐藤 布武 筑波大学芸術系助教
H25 ヤンイェリム 隈研吾建築都市設計事務所
H25 梅川 元一 隈研吾建築都市設計事務所
H27 黄 じゅん儀 株式会社日建設計
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