筑波⼤学アドミッションセンターWebサイト 「過去問題」(https://ac.tsukuba.ac.jp/examination#b-163537
過去3 年分の過去問題を掲載しています。
芸術専⾨学群では、2021 年度⼊試(2020 年度実施)から実技検査を⼤きく変更しました。過去問題を参照する際は、この変更に留意してください。
問題の⼀部は、著作権保護のため⾮公開の場合があります。

2023年度(2022年度実施)推薦⼊試の実技検査科⽬

A1 論述

問題.

別紙の要点を200字程度にまとめた上で、アートリテラシーについて、あなたの考えを述べなさい。(全体で800字以内)

[別紙出典]
平田オリザ『芸術立国論』集英社 2001年 205-207ページ

時間. 10:00〜12:00


A2 鉛筆デッサン

問題.

与えられたモチーフ(金属スプーン)を持った⼿を、与えられた⽤紙(M画⽤紙ボード・B4判)に鉛筆で描きなさい。

[条件]
・ ⽤紙の縦位置(⻑辺が縦)、横位置(⻑辺が横)は⾃由に選択して良い。

時間. 10:00〜12:00


P1 論述(鑑賞又はデザイン構想)

問題.1

A-1[鑑賞]とB-1[デザイン構想]のいずれかを選び、解答しなさい。
解答を開始する際、解答⽤紙1枚⽬の右上隅の余⽩に、選択した問題のアルファベットと数字を記⼊しなさい。
A-1[鑑賞]
「芸術と自然」 について、具体例を挙げて論じなさい。(800字程度)
B-1[デザイン構想]
「仕事と子育てを両立しやすい職場づくり」 という観点から、あなたが知っている高校の問題点を論じなさい。さらにその問題を解決するために、高校生の立場でできることについて論じなさい(800字程度)

時間. 13:30〜15:00

問題.2
問題.1でA-1[鑑賞]を選んだ⼈はA-2[鑑賞]を、B-1[デザイン構想]を選んだ⼈はB-2[デザイン構想]を選び、解答しなさい。
解答を開始する際、解答⽤紙1枚⽬の右上隅の余⽩に、選択した問題のアルファベットと数字を記⼊しなさい。

A-2[鑑賞]
[別紙]に示す作品について、表現の特徴を記述しなさい。(1,000字程度)
 [別紙出典]
小倉遊亀《径》1966年(昭和41)、板(ホモゲンホルツ)彩色・額、166.9×211.9cm、東京藝術大学[展覧会図録『没後10年 小倉遊亀展』兵庫県立美術館、宇都宮美術館、2010年、62頁、cat.49]
B-2[デザイン構想]
(1) あなたの知っている高校が、教職員にとって仕事と子育てを両立しやすい職場となるためのデザイン構想について提案しなさい。(600字程度)
(2) (1)のアイデアを図や絵を用いて表現しなさい。(A3判 PM PAD 1枚)

時間. 15:30〜17:30

※2024年度入試(2023年度実施)から、論述(鑑賞又はデザイン構想)をP1論述(鑑賞)とP2論述(デザイン構想)に分け、そ れぞれ別の科目とします。


P2 デッサン(⽊炭⼜は鉛筆)

問題.

与えられたモチーフ(木製箱椅子、ストライプ布、カラーリボン、ステンレス製やかん、フランスパン、洋ナシ)を与えられた位置から、与えられた⽤紙(650×500mm)に⽊炭⼜は鉛筆で素描しなさい。

[条件]
1. 木炭紙又は画用紙のうち、いずれか1枚を選択すること。
2. ⽤紙の縦(⻑辺が縦)、横(⻑辺が横)は⾃由に選択して良い。
3. ⽊炭と鉛筆を併⽤しても良い。

時間. 13:30〜17:30


P3 平⾯構成

別紙

問題.

別紙の図から線や面を抜き出して、与えられた解答⽤紙(B3判)に平⾯構成を⾏いなさい。また、この平面構成をSNSに投稿するとして、ハッシュタグを書きなさい。

[条件]
1. 画⾯は縦400mm、横300mmとし、⽤紙の中央に配置する。
2. 抜き出した線や面は以下の条件で扱う。
・全ての線や面を使用しなくても良い。
・繰り返し使用しても良い。
・自由に拡大縮小しても良い。ただし縦横比は変えないこと。
3. ⾊の使い⽅は⾃由とする。
4. 画面外の左下に「#芸専 #平面構成」以外のハッシュタグを3つ書くこと。

[注意]
受験番号は 解答⽤紙の以下の図に示す位置に鉛筆で書きなさい。

時間. 13:30〜17:30


P4 ⽴体造形(手を含むモチーフの造形)

問題.

手と与えられたモチーフ(消しゴム)を自由に組み合わせたものを、与えられた粘土で制作しなさい。

[条件]
1. 使⽤する粘⼟は15kgまでとする。
2. 道具は配付されたもののみ使⽤可とする。

時間. 13:30〜17:30


P5 書

問題.⼀
別紙⼀の漢字古典作品を半紙に臨書しなさい。ただし、連続する六⽂字を選ぶこと。
[別紙⼀出典]『唐興福寺碑』
(栄宝斎出版社 二〇〇一年)二七⾴
問題.⼆
別紙⼆の仮名古典作品を短冊に原⼨で臨書しなさい。
[別紙⼆出典]『⽇本名筆選』五
(⼆⽞社 ⼀九九三年)二七⾴
問題.三
次の俳句を⾊紙に書きなさい。ただし、連綿・構成および漢字と仮名の変換は⾃由とし、仮名は変体仮名を交えてよい。落款は⾚サインペンで「印」の形・⼤きさ・位置を⽰すこと。
掛稲(かけいね)のとぎれに青き筑波かな
問題.四
次の詩句を画仙紙(半切⼆分の⼀)に書きなさい。ただし、書体・書⾵・構成および紙の縦横は⾃由とする。落款は「黄山書」とし、印については、問題三に同じ。
分 明 複 道 奉 恩 時
時間. ⼗三時三十分~⼗七時三十分

2023年度(2022年度実施)個別学⼒検査等・前期⽇程芸術専⾨学群選抜の実技検査科⽬

A1 論述

問題.

別紙の要点を200字程度にまとめた上で、作品の修復・保存について、あなたの考えを述べなさい。(全体で800字以内)

[別紙出典]
「ビデオ・アート」名作も消失の危機 読売新聞  2022年2月15日付朝刊  32ページ

時間. 10:00〜12:00


A2 鉛筆デッサン

問題.

与えられたモチーフ(紙袋)を持った⼿を、与えられた⽤紙(M画⽤紙ボード・B4判)に鉛筆で描きなさい。

[条件]
1. ⽤紙の縦位置(⻑辺が縦)、横位置(⻑辺が横)は⾃由に選択して良い。
2. 与えられたモチーフは変形して良いが、切断・分解してはいけない 。

時間. 10:00〜12:00


P1 論述(鑑賞又はデザイン構想)

問題.1
A-1[鑑賞]とB-1[デザイン構想]のいずれかを選び、解答しなさい。
解答を開始する際、解答⽤紙1枚⽬の右上隅の余⽩に、選択した問題のアルファベットと数字を記⼊しなさい。

A-1[鑑賞]
 「美術作品における境界」 について、具体例を挙げて論じなさい。(800字程度)
B-1[デザイン構想]
地域振興という観点から、あなたがよく知る文化施設の利点と問題点を論じなさい。(800字程度)

時間. 13:30〜15:00

問題.2
問題.1でA-1[鑑賞]を選んだ⼈はA-2[鑑賞]を、B-1[デザイン構想]を選んだ⼈はB-2[デザイン構想]を選び、解答しなさい。
解答を開始する際、解答⽤紙1枚⽬の右上隅の余⽩に、選択した問題のアルファベットと数字を記⼊しなさい。

A-2[鑑賞]
[別紙]に示す作品について、表現の特徴を記述しなさい。(1,000字程度)
[別紙出典]
雪舟《慧可断臂図》1496年(明応5)、紙本墨画淡彩・一幅、183.8 × 112.8 cm、愛知・斉年寺  [展覧会図録『没後500年特別展 雪舟』東京国立博物館、京都国立博物館、 2002年、160ページ、 cat.105]
B-2[デザイン構想]
(1) あなたがよく知る文化施設を、地域の価値を高める場にするためのデザイン構想を提案しなさい。(600字程度)
(2) (1)のデザイン構想を図や絵を用いて表現しなさい。(A3判 PM PAD 1枚)

時間. 15:30〜17:30

※2024年度入試(2023年度実施)から、論述(鑑賞又はデザイン構想)をP1論述(鑑賞)とP2論述(デザイン構想)に分け、そ れぞれ別の科目とします。


P2 デッサン(⽊炭⼜は鉛筆)

問題.

与えられたモチーフ(ペール缶、綿布、麻縄、デキャンタ、角材、黄パプリカ)を与えられた位置から、与えられた⽤紙(650×500mm)に⽊炭⼜は鉛筆で素描しなさい。

[条件]
1. 木炭紙又は画用紙のうち、いずれか1枚を選択すること。
2. ⽤紙の縦(⻑辺が縦)、横(⻑辺が横)は⾃由に選択して良い。
3. ⽊炭と鉛筆を併⽤しても良い。

時間. 13:30〜17:30


P3 平⾯構成

別紙

問題.

別紙の図から線や面を抜き出して、与えられた解答⽤紙(B3判)に平⾯構成を⾏いなさい。また、この平面構成をSNSに投稿するとして、ハッシュタグを書きなさい。

[条件]
1. 画⾯は縦400mm、横300mmとし、⽤紙の中央に配置する。
2. 抜き出した線や面は以下の条件で扱う。
・全ての線や面を使用しなくても良い。
・繰り返し使用しても良い。
・自由に拡大縮小しても良い。ただし縦横比は変えないこと。
3. ⾊の使い⽅は⾃由とする。
4. 画面外の左下に「#芸専 #平面構成」以外のハッシュタグを3つ書くこと。

[注意]
受験番号は 解答⽤紙の以下の図に示す位置に鉛筆で書きなさい。

時間. 13:30〜17:30


P4 ⽴体造形(手を含むモチーフの造形)


問題.手と与えられたモチーフ(卓球ボール)を自由に組み合わせたものを、与えられた粘土で制作しなさい。

[条件]
1. 使⽤する粘⼟は15kgまでとする。
2 道具は配付されたもののみ使⽤可とする。

時間. 13:30〜17:30


P5 書

問題 .⼀
別紙⼀の漢字古典作品を半紙に臨書しなさい。ただし、連続する六⽂字を選ぶこと。
[別紙⼀出典]『故宮法書新編』四
(国立故宮博物院 二〇一〇年)三〇⾴
問題 .⼆
別紙⼆の仮名古典作品を短冊に原⼨で臨書しなさい。
[別紙⼆出典]『⽇本名筆選』五
(⼆⽞社 ⼀九九三年)二八⾴
問題 .三
次の俳句を⾊紙に書きなさい。ただし、連綿・構成および漢字と仮名の変換は⾃由とし、仮名は変体仮名を交えてよい。落款は⾚サインペンで「印」の形・⼤きさ・位置を⽰すこと。
春立(たつ)や見古(みふる)したれど筑波山
問題 .四
次の詩句を画仙紙(半切⼆分の⼀)に書きなさい。ただし、書体・書⾵・構成および紙の縦横は⾃由とする。落款は「峰竹書」とし、印については、問題三に同じ。
玄 都 觀 裏 桃 千 樹
時間 .⼗三時三十分~⼗七時三十分