在学生の声
※在学生の学年は2021年度時点
石井 野絵
ビジュアルデザイン 4年
福島県出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
ビジュアルデザインの視点から、人の個性やその人らしさを表現することをテーマに研究・制作を行っています。人の個性や魅力を「らしい」かたちで表現し、伝えること。そして人と人がお互いの個性を知り、認め合うことで「自分らしく」人と繋がっていくこと。そのために、デザインの力で何ができるのかについて考えながら、友人や先生、様々な学群の学生や地域の方など、筑波大学という環境を活かした多様な個性や考え方を持つ人との繋がりを活かして取材や研究を進めています。
Q. 芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
様々な分野を専攻する人達が常に身近な存在であることです。芸専の中でもデザインやアート、書など様々な領域があり、芸専の外にも幅広く様々な学群がある中で、そうした自分の領域外の人たちを身近に感じながら自分にはなかった新しい視点や知識、技術を学ぶことができるのはとても刺激的で楽しいです。領域や学群を超えてお互いの専門を生かしたプロジェクトを立ち上げることも多く、1人ではできない事も力を合わせて実現させることができる環境がとても魅力的だと思います。
Q. 学業以外で熱心に取り組んでいることは?
つくばの「人」や「地域」と関わる活動に企画やデザインで携わることが多いです。その地域や人の個性や魅力、目標や思いなどを汲み取って、同じ目線に立ってアイデアを出し、一緒に企画を考えたり、それらをビジュアルで表現したりする経験は、実際に人の目に触れて反響が届くのでとてもやりがいがあって楽しいですし、課題とは少し違う、自分の意思で幅広くものやことのデザインに取り組むことができるので、スキルアップにも繋がっていると感じています。
大森 春歌
芸術支援 4年
岡山県出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
子ども向け造形ワークショップの企画運営です。1年生の頃から様々な企画に参加したり、つくば市内外の様々な場所に出張し、ワークショップに携わってきました。コロナ禍の現在は対面開催が難しい状況ではありますが、オンライン開催や、小規模での出張など工夫をしながら月に1回程度ワークショップを運営しています。また、現在執筆中の卒業論文でも、ワークショップに関するテーマを扱っており、実践と研究を通じて造形ワークショップを極め、今後もアートを囲んで人々が集えるような場所をたくさん作っていきたいと思っています。
Q. 芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
学群に在籍する様々な学生の多様な視点や考え方に触れることで、自分の考えを深め、視野を広げることができます。加えて、力を貸してくれる仲間と出会うこともできるので、自分が取り組みたい活動などを始めやすい環境にあると思います。また、他学群の学生との交流する機会もあるので、芸術やアートに対する客観的な意見を聞くことができ、自分の専門分野が社会の中でどのように捉えられているのかを学生のうちに知ることができるのも、他の美大にはない良さだと感じます。
Q. 学業以外で熱心に取り組んでいることは?
教員(中高の美術科)と学芸員の資格取得に取り組んでいます。4年生の6月に附属中での教育実習を終え、1月には地元の美術館での学芸員実習を控えています。資格取得の課程は、履修すべき単位や課題も多く大変ですが、その分、授業や実習を通じて、専門的かつ実践的な知識と貴重な経験を得ることができます。4年間で、頑張れば複数の資格を取ることができるというのはとても恵まれた環境だと思うので、残すところあと少しですが、最後まで頑張りたいと思います。
打越 結衣
構成 4年
千葉県出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
「構成」という研究分野において、かたちの見え方や特性そのものに着目した造形表現について学んでいます。具体的に言うと、私はいま「視点の変化によって多様な表情を見せる造形」という研究テーマのもと作品を制作しています。構成という考え方は一見すると難しく感じるかもしれませんが、私が研究や制作で大切にしているのは「かたちを純粋に楽しむ」ということです。自分が感じた造形的な面白さを他者へどのように伝えるか、という事を考えて制作を行っています。
Q.芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
美術を多方面から学べることです。芸術専門学群の大きな特徴として、他専攻・他学群の授業を容易に受講できるという点が挙げられます。入学当時の私は興味関心の幅が広く、芸術学や版画などの授業を受講しました。また、美術館の展示における技術的側面を学びたいと考えたのがきっかけで、学芸員資格の取得を目指し博物館学等の授業も受講しています。特定の分野のみならず横断的な知識を身につけることで、美術に関する多角的な考え方が身についたと感じています。
Q.学業以外で熱心に取り組んでいることは?
大学の弓道同好会に所属して活動しています。芸術専門学群の学生は、課題とサークルの両立が難しいのではないかと言われることがあります。しかし弓道は個人競技であり私の場合は元々経験者であったため、練習には柔軟に参加することが可能でした。集中して弓を引くことで自分自身が精神統一しているのを感じ、良い気分転換になっています。またサークルという場を通じて他学群の友人の多様な考え方に触れるのは刺激的であり、この大学だからこそできる体験だと思います。
蛯名 祐一
建築デザイン 3年
東京都出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
大学では建築を学んでおりますが、私の興味関心は映像の方にあります。映像作品ごとに存在する世界観が好きで、その作り込まれた設定や見せ方の工夫などを学びつつ、私も自分で考えた世界観を映像にすることに挑戦しています。建築についても、これまで授業や課題を通して学んできたことを将来に生かしたいと考えています。もう少し勉強して業界のことやデザインの考え方が分かって行けばより楽しくなっていく予感がするので、この先の進路を映像系にするか建築系にするかで迷っているところです。
Q. 芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
一緒に制作をしてくれる仲間に出会えたことです。これまではいなかった新しいタイプの友達で、一緒にいる時間はまだ短いですが、共に何かを作って行く中でいつの間にか深い交友関係を築くことができました。お互い刺激をもらいながら作品を作れるので、自分を成長させてくれる存在でもあります。また、建築領域にいながら、グラフィック系の授業など、映像の勉強にもつながる授業を自由に受講できたこともよかったです。志望する領域とは違う分野の授業を自由に受講できることは、筑波大学の魅力の一つだと思います。
Q. 学業以外で熱心に取り組んでいることは?
今は多くの授業や仕事を抱えてしまい、やりたいことを熱心に取り組めていない状況です。しかし、そんな中でも映像の自主制作のため、毎週時間が開いた時には撮影に行ったり編集をしたりしています。仕事をもらえることはありがたいことです。もらえるようになり始めると嬉しくてそれに熱中しますが、本当にやりたいことと仕事の内容にズレが生じると、仕事に使っている時間をすごくもったいなく感じてしまいます。今の忙しさが落ち着いたら、仕事を受ける量を減らし、自分がやりたいことと学業のために時間を確保したいと思っています。
前田 愛美
工芸(木工・漆芸)3年
茨城県出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
木のかたまりから削り出して家具を制作することです。日本の現代の生活スタイルに適した低座家具を提案することをテーマにかたちを考えて制作しているのですが、同時に彫刻的な表現も模索しています。木という素材を生かしながら、石のように積み上げて家具にする、などとかたちを考えることはとても楽しいです。制作で大きな木材を扱っていく上で、自然素材のためヒビが入るなど予想外のことも多々ありますが、それも木材の魅力だと言えるような作品が制作できたら良いなと考えながら日々制作しています。
Q. 芸術専門学群の仲間について
様々な専攻の学生とともに授業を受けることができるため、自然と自分の専門分野以外を学ぶ友人がたくさんできます。自分とは違う考え方を持つ個性的な友人が多く、制作において意見を聞くことはとても参考になり、今までとは違った物事の見方が可能になります。お互いの専門分野を活かして互いに助け合うことも多く、日々楽しく制作に取り組むことができています。また、同じ木工の研究室でも、それぞれが制作しているものも様々で、先輩方のゼミでの発表を聞くことはとても良い刺激になっています。
Q. その他アピールしたいこと
時間さえ許せば本当に色々な授業を取ることができます。芸術専門学群以外の興味のある分野の授業を履修することができ、他学群の知り合いを作ることも可能です。芸術専門学群の授業では、多様な実習が用意されていることがとても魅力的だと感じています。私は専門分野以外の実習に参加することで、以前は作品のかたちを考える際は紙にスケッチするだけでしたが、油粘土や発泡スチロールを使用したりするなど様々な方法が身につき表現の幅を広げることができたと実感しています。
草野 剛
書 4年
埼玉県出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
書のいくつかの分野の中でも篆刻に最も関心を持って取り組んできました。卒業論文では一人の印人に焦点を当て、作品とそれに付随する言語資料をもとに分析を行うことで、篆刻史上における位置づけを再検討したいと考えています。論文を進める中では多くの発見がありましたが、これは制作にも良い影響があると感じています。古人の技法や創作への向き合い方を取り入れつつ、自分らしい表現を模索することが今後の目標です。
Q. 芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
他の専攻・領域の授業を受講できたことです。制作の技法や用具用材の使い方、あるいは美術史学の考え方等、書にも応用できるものは少なくありません。例えば、デッサン的な手法を制作に用いることもありますし、美術史学の視点も応用できる部分があるのではないかと感じています。専門家である先生方から教えを受ける機会は非常に貴重なもので、特に書を学ぶ学生にとっては、他大学では得られない経験なのではないでしょうか。
Q. その他アピールしたいこと
字を書くことが好きで書の道へと進むことを決めましたが、それだけが書ではないのだと気がつきました。芸術の中に書が位置付けられている大学はほぼ筑波大学だけといってよく、特に書に関する理論や研究の方法を学ぶには最も適した環境であると考えています。得た知識を実技に活かし、逆に実技を通して鑑賞し分析する目を養いながら、今後も書に取り組んでいきたいと思います。
長谷川 泰斗
情報・プロダクトデザイン 3年
茨城県出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
デザインそのものに興味があります。デザインという言葉は、世の中にだいぶ浸透してきましたが、それゆえに日々新しい定義や在り方が問われています。そんな中で、今後自分がデザインを生業としていく上で「そもそもデザインってなんだろう」と考えています。その為に、今は敢えて興味の幅を絞らずに、デザインが扱えるあらゆる分野に足を突っ込んで制作に取り組んでいます。
Q. 芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
2つの自由があることです。1つ目は、履修の自由です。芸術専門学群は、かなり自由に履修を組むことができ、自分の関心や制作に合わせて学びを進めることができます。2つ目は、制作の自由です。デザインの課題では、テーマを基に制作を進めますが、決まったアプローチではなく、自由な角度からの回答が受け入れられる環境だと思います。自分の関心やビジョンを自由に捉えられる環境で良かったと思います。
Q. 学業以外で熱心に取り組んでいることは?
主に自主制作とコンペに取り組んでいます。自主制作では、3Dプリンターを使った実験的造形や、カメラや日用品のデザインを行なっています。その中で生まれたアイデアを、様々なコンペに応募し、学外のデザイナーとの交流を図っています。自分のアイデアを自分だけで愛でるのではなく、他人に見せることで、デザインのブラッシュアップはもちろん、新たな出会いが生まれるのが魅力です。
比留間 未桜
総合造形 4年
関東出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
私は、音声や言語を使用せずに物語を伝える短編アニメーションの制作を行っています。アニメーションは最も目に入る画面上の絵や動きのほか、音や時間、上映形態など様々な要素が総合的に関わって構成されています。現在の私の課題はその中でも時間に意識を向け、観客に感じてもらいたいことを場面の進行や緩急に落とし込んで制作を行うことです。映像の特徴をしっかり理解し、自分の行いたい表現に生かせるようになりたいと考えています。
Q. 芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
自分の興味や挑戦してみたい事を、他の学生や先生に相談することができる環境がすぐ近くにあることです。私の場合は、課題などで忙しい時期でも、そういった相談の機会がゼミなどで定期的にあったおかげで自主制作のモチベーションを保つことができました。自分の作品の現状に対して意見がもらえるのはもちろんですが、時々思わぬ方向から制作の協力が得られたりする事も良かったと思う点の一つです。
Q. 学業以外で熱心に取り組んでいることは?
学業の延長にある活動ではありますが、積極的に学外のコンペティションなどにも応募しています。学内の反応とは全く違った意見を得られることがとても多く、刺激になります。時にはコンペティションの講評と学内で得た講評との内容のズレでかなり悩む事もありますが、自分の作品を客観的に見つめ直すきっかけになっています。
瀬島 那月
彫塑 3年
東京都出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
舞踊をやっている留学生の友達(中国出身の方)と先日連絡をとっていたら、「閃いた!粘土の上で踊ってみたい」と言ってくれて、それからダンスのための空間を粘土で作るとしたらどんな風に出来るだろうと考えています。大地の上で踊ることと粘土の上で踊ることは何か繋がりがありそうで、良いアイデアな気がしています。まだ何も決まっていないし、実現できるか分からないけれど、ゆっくり考えて実現できたらなと思っています。
Q. 芸術専門学群の仲間について
芸術専門学群の人たちは優しいなと本当によく思います。私がぽろっと言った自信のない発言やアイデアでも、「それ良いね」「もっと良くするためにこうしようよ」と一緒に考えて広げようとしてくれたことが何回かありました。また、同じ建物にいるのに人それぞれやっていることはかなり違うし、他の領域は知らないことばかりで、たまにそんな人たちと話すのが面白いです。
Q. 学業以外で熱心に取り組んでいることは?
知り合いの美容師の方と一緒に撮影を行っていて、私は空間のデザインや小道具作り、たまにカメラマンをしています。普段制作している彫刻は頑丈にする必要があるけれど、撮影で使用される小道具などは写真として残すだけなので、ある程度の脆さが許されるのが、自由が効いて楽しいです。その一方で何年も保存が効く彫刻ってやはり凄いものだなと思わされます。多くのものを彫塑の学びに還元できるよう、自主制作も頑張りたいなと思います。
シェパード・ジャックリン
日本画 3年
アメリカ合衆国ワシントン州出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
日本画という伝統的な表現をより広い世界に羽ばたかせることに関心を持っています。古典的なイメージもありますが、現在の多様な日本画表現を将来に向けて発展させていくには、日本画に触れる機会を増やしていく必要があると私は思います。今は工学と情報学と日本画という掛け合わせに興味があるため、デジタル技術を用い歴史画を分析・再現することや、デジタルアニメーションを通して日本画に基づく表現を世界に発信することなど、これから挑戦したいと思います。
Q. 芸術専門学群の仲間について
芸術専門学群では、領域の専門性を養成しながらあらゆる芸術分野を横断し、興味あるものを学習できるということが良いと思います。芸術専門学群は総合大学の一部であることも入学を志望した大きな理由でしたので、他領域のことを学べる環境はとてもありがたいです。私は日本画領域と並行して、他領域のことや芸術以外の分野もより積極的に学習するようになりました。
Q. 学業以外で熱心に取り組んでいることは?
日本画表現の魅力を絵画に限らず、様々なコンテンツを通じて広く発信することが目標であるため、母国のアメリカのアニメーションスタジオ等でインターンできるよう準備を進めています。そのため現在は日本画の独特な世界観をわかりやすく伝えることができるポートフォリオ作りに取り組んでいます。また、留学生としての経験を活かしたアニメーションやショートフィルムを自主制作として作っています。4年間というのは長いようですが、これまでとても短く感じているので、日本の日常で経験することを映像で語り直すことにより、それらの瞬間を大切にしていきたいと思います。
久野 龍之介
版画 3年
佐賀県出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
版画領域での作品制作です。入学当初から二年生の終わりまでは油絵での作品制作に励んでいましたが、三年生になると洋画以外の領域への興味がわき、版画で作品制作をするようになりました。表現として単発的なドローイングもあり得ることがとても魅力的で、それが版画を学びたいと思ったきっかけでした。現在は版画の自由な表現の特性を生かし、画面や奥行き、線や明暗等の絵画の構成要素が絶妙なバランスを保ちつつも、その線や色が独自性を持つ作品の制作に勤しんでいます。
Q. 芸術専門学群の仲間について
気軽に意見交換が出来る人がいます。芸術を専門的に学びたい人の集まりなので、研究熱心な人が多く、作品について相談すると分析して明確な意見をのべてくれます。専攻が違えば、また違った意見が聞けますし、また、自分も頼りにされる時があり、その時はとても嬉しかったりします。積極的に話すことで意見を言語化する機会になったり、相手もそれに応えてくれるので新しい分野への興味・発見があったりして先輩後輩関係なく学ぶことが多いです。
Q. 学業以外で熱心に取り組んでいることは?
生活を整えることです。大学生活で特に芸術の学生は課題が作品制作だったり、そもそも自主制作をしたりと制作自体〇時間あれば終わるという目安があるものでは無いので制限なくやってしまう人が多いです。一人暮らしになり時間を自由に調整できるようになると人によっては生活が乱れて授業にも遅れがちになるので、私生活と学業、作品制作を両立させるには、まずは、整った私生活からと考え、よく気にしています。
下山 雄大
美術史 3年
東京都出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
カナダにおける戦後の美術に関する研究です。美術史の授業で養った作品やテクスト、美術をめぐる制度をじっくりと検討する姿勢や、他学群の授業で学んだ学際的な文化や社会へのアプローチを活かしています。また、学群の1~3年生の研究を支援する「先導的研究者体験プログラム」から助成金をいただいているので、お金がかかる調査にも取り組めています。美術や文化について深く追求できる環境に感謝しています。
Q. 芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
美術史学の方法を実践的に学べることです。美術史領域は学生数に対する先生方の数が多く、また先生方の専門分野も多様なので、自分に合ったきめ細やかな指導を受けられると感じています。特に演習の授業では発表や文献講読で積極的な参加が求められますし、先生方から専門的で豊富なフィードバックがいただけます。また、美術館の学芸員を中心に美術に関わる仕事に就いている卒業生の活躍からも刺激を受けています。
Q. その他アピールしたいこと
広い視野を持つことを心がけ、海外の美術や学問に携わる人々から学んでいます。現在は筑波大学の協定校であるカナダの大学にオンラインで交換留学し、美術史や文学を学んでいます。また、筑波大学の「CAIR」というアーティスト・イン・レジデンスの企画運営に参加し、海外の美大生と協働しています。国境や言語の違いを越えた芸術や学び、コミュニティの在り方に関心をもち、また自分でも実践することにやりがいを感じています。
福田 優香
洋画 4年
広島県出身
Q. 今一番興味を持って取り組んでいることは?
Q. 芸術専門学群に来てよかったと思うことは?
自身の専攻に限らず、幅広い芸術分野に触れることができることと、芸術について共に学ぶ仲間ができたことです。私は洋画領域で油絵を制作していますが、彫塑や版画、デザインなど他の分野の授業も受けることができ、芸術について多様な視点からのアプローチを学ぶことができます。そして何よりそういった多様な視点、考えをもった同期や先輩後輩と、切磋琢磨しながら芸術を追求することができます。芸術専門学群に来るまで周囲に芸術に関心のある人が少なかった私にとって、この環境はとても貴重なものであると感じます。
Q. その他アピールしたいこと
芸術専門学群の先生方は、学生側が意欲をもって制作や関心のある研究に取り組めば、熱心にそれに応えてくださいます。授業や実習をこなしているだけではとてももったいないです。私自身なかなか自分から行動を起こすのは苦手ですが、せっかく自身の制作や芸術についてこれだけ学べる環境と時間があるのですから、やりたいことがあればどんどん挑戦してみてください。失敗しても挑戦した分だけ自身の経験が広がり、楽しく中身の詰まった大学生活になると思います!