生体計測用センサ、ヒューマンインターフェース、ロボットの開発
星野 聖
システム情報系|教授
目指す研究最終目標は「ヒト模倣機能の解明」と「ロボットシステムへの実装」である。その達成のため、視覚系、運動系、制御系、感覚系などの要素技術の研究を進めている。併行して、要素技術開発を通して得られた知識を用いて、たとえばセンサ類の装着なしに、また操作の仕方の事前習熟なしに、情報機器や遠隔ロボットなどあらゆる人工システムを、とくに指の細かい動きを含めたジェスチャーで動かす技術のような、最先端のシステム構築の研究も推進している。世界的レベルの研究成果には、高速高精度の「ヒトの手指形状推定(ジェスチャー認識)システム」、小型軽量ながら器用な動作が生成できる「ヒト型ロボットハンド」、正確な位置決めと剛性生成とが可能な「空気圧式アクチュエータ駆動ロボットアーム」、視線と眼球回旋の同時計測が可能な「超小型の眼球運動計測システム」等があり、海外での多数の受賞と、国際会議での基調講演実績とがある。