住まいと人との関係を考えデザインしています
花里 俊廣
芸術系|教授
20世紀は、近代化の時代でしたが、人をして一箇所に留まらせてくれなかった忙しい時代でした。建築や都市の歴史を見てもそれははっきりとしています。忙しさに振り回され、時に最も影響を受けるのは、庶民にとっての都市や郊外の住まいのあり方です。日進月歩の技術革新によって、日本においても都市部に住んでいた人々を一度は郊外の一戸建てに住むように仕向けたかと思えば、現在は、コンパクトシティをスローガンに都心回帰が図られているなどが良い例でしょう。当研究室では、住まいという言葉をキーワードに、わが国では1900年ごろから始まった、世界的な都市化現象の源流を探るために、建築をはじめとした諸々のデザインがどのような役割を果たしたかを明らかにすることを意図し、顕著な現象を記録し、分析し、保存することで、いわゆる住まいのデザインの近代化現象を一つ一つ確認していく必要があると考えて研究をし、実践につなげようとしています。