見やすく、分かりやすく、使いやすい インターフェースデザイン心理学
木原 健
国立研究開発法人産業技術総合研究所|教授
皆さんが普段目にしているあらゆる人工物は、用途や目的に応じて誰かがデザインしたものです。ハンドルやモニターに代表される、人間と機械がコミュニケーションをとるためのヒューマン・マシン・インターフェースも、操作性、機能性、安全性などが慎重にデザインされています。しかし、自動運転車や立体テレビなどの新しい技術は日々誕生しており、それらを活用するためのインターフェースも新しくデザインする必要があります。私たちの研究室では、心の機能や状態とそれにともなう脳や体の変化を測る実験心理学に基づき、視認性と直感性に富んだ安全で快適に使用できるヒューマン・マシン・インターフェースのデザインに役立つ知識の獲得に取り組んでいます。