筑波大学芸術学美術史学会・令和2年度秋季研究発表会を開催しました。

2020年11月29日(日)14時から16時にZOOMを使ったオンライン学会を開催し、いずれも本学大学院で美術史を専攻し、現在美術館学芸員として活躍している二人の研究者が成果を発表しました。概要は、2021年6月頃発行予定の『筑波大学芸術学美術史学会・学会通信』18号に収載されます。

赤間和美(宮城県美術館)
「青陽社について—石川誠、大塚金吾を中心に」
伊藤たまき(やないづ町立齋藤清美術館)
「1960年代の齋藤清について」

【美術史】フランス École des hautes études en sciences sociales(EHESS)博士・土山陽子先生にオンラインで講義していただきました

2020年10月27日(火)

『エドワード・スタイケン「ザ・ファミリー・オブ・マン(人間家族)」展の日本における展示について』

土山陽子先生

 

学群「美術史特講B-2」の授業の一環として特別講義をしていただきました。フランスで博士号を取得した土山先生より、美術史を専攻する学生のフランス留学について詳細にご説明いただき、近年のフランスでの研究環境、現在の状況について知ることができました。続いてエドワード・スタイケンの企画した写真展「ザ・ファミリー・オブ・マン」(1955)における写真の展示方法についてお話いただきました。

オンラインによる遠隔特別講義となりましたが、ソーシャル・ディスタンスを保って着席した教室のスクリーンとスピーカーから講義内容を視聴し、一方オンライン受講希望の学生は各自PCで視聴しました。マイクあるいはチャットを通しての質疑応答もでき、双方向の遠隔授業が実現しました。

参加者:学群生11名(対面)+オンライン4名、博士前期課程学生オンライン5名

関西学院大学の下原美保先生をお招きし、講演会を開催しました。

「日英美術交流史」講演会
大英博物館のやまと絵コレクションにみる日英文化交流について

講師:下原美保 先生(関西学院大学文学部教授)

日時:2020年02月17日(月)14:00-16:00
場所:筑波大学 芸術系棟 B203会議室

近世やまと絵や在外日本美術コレクションを研究されている関西学院大学の下原美保先生をお招きし、表題の講演会を開催しました。
下原先生は、2001年から2002年にかけてイギリスに留学され、大英博物館などを中心に近世やまと絵のご研究をされました。講演会では、この成果とご著書『近世やまと絵再考− 日・英・米それぞれの視点から』(ブリュッケ、2013年)を踏まえられた英国における日本美術のコレクション形成についてお話しいただきました。

学群生や博士前期・後期の学生および人文社会系の博士後期課程の学生、さらに芸術系教員も参加し、合計25名の参加者が聴講しました。さらに講義後には質疑応答および活発なディスカッションが行われ、参加者相互の研究内容についての情報交換の機会ともなりました。

なお、この講演会は、科学研究費・国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))「サードフォースの美術史 1880-1920ー在英日本人ネットワークの研究」(研究代表者:五十殿利治)の一環として開催したものです。

日台五大学大学院生美術史研究交流会(Japan-Taiwan Five University Art History Graduate Students’ Symposium 2019)に参加しました

2019年12月22日に、博士前期・後期課程芸術専攻(美術史領域)の大学院生3名・教員2名で、九州大学において開催された「日台五大学大学院生美術史研究交流会」に参加しました。本学より1名が英語での口頭発表を行いました。この大学院生シンポジウムは今回で9回目となり、日本からは九州大学と筑波大学、台湾からは国立台湾大学、国立中央大学、国立台湾師範大学の合計5校が参加しています。今回は17人の意欲的な発表があり、活発な質疑応答もなされました。

本学からの発表者:
川村笑子 KAWAMURA Emiko
A Study of Japan’s Artist Associations and Cultural Control by GHQ/SCAP

 

第31回倫雅美術奨励賞を卒業生の伊藤佳之さんが受賞!

美術史領域の卒業生である伊藤佳之さんの著書『超現実主義の1937年 福沢一郎『シュールレアリズム』を読みなおす』(みすず書房、2019年)が、すぐれた日本美術研究を顕彰する倫雅美術奨励賞を受賞されました。謹んでお祝いを申し上げます。

倫雅美術奨励賞ウェブサイト

http://ringa-bijutukikin.jp/prize.html

伊藤さんが長年続けてこられた福沢一郎研究の積み重ねの上に、福沢の『シュールレアリズム』を読む研究会の共同作業が加わり、この厚みのある研究書に結実しました。註釈と解題が豊富に付けられた決定版と言えます。装丁の美しい、手にとって楽しめる本でもあります。

共著者として、同じく卒業・修了生である大谷省吾さん、春原史寛さんが執筆しておられます。