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筑波大学アート・コレクション公開研究会「板谷波山」のご案内

このたび筑波大学芸術系は「筑波大学アート・コレクション 石井コレクション 公開研究会:板谷波山」を開催します。

日時 2022年10月22日(土)13:00〜16:45[会場12:40]
会場 筑波大学 5C棟 5C216教室+zoomでのハイフレックス開催
主催 筑波大学芸術系
協力 筑波大学芸術学美術史学会
聴講参加自由
・5C216教室での参加は事前申込不要です
・zoomでの参加は下のURLから事前登録してください(10月20日[木]〆切)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScL1Ax07TAyBFw2kEBDVV0-Lh2YLahwkrqY04cej5hg28MSPQ/viewform

 

◆プログラム◆
13:00〜 趣旨説明・・・・寺門臨太郎[筑波大学]
13:05〜 研究発表① 荒川正明[学習院大学]・・・波山研究の来し方、行く末
13:50〜 研究発表② 花井久穂[東京国立近代美術館]・・・板谷波山の「過渡期」を凝視する
(休憩)
14:35〜 研究発表③ 田中修二[大分大学]・・・板谷波山の造形の「彫刻性」について
(休憩)
15:45〜 ディスカッション(荒川+花井+田中)

 

 

筑波大学アート・コレクション(UTAC=University of Tsukuba Art Collection)は、現役および退職教員による寄贈作品や卒業・修了制作からの買上作品など600点超の芸術資料コレクションと、石井昭氏から受贈したおよそ200点の近世近代の東洋陶磁および近代現代の絵画で構成されています。

UTACを管理する筑波大学芸術系では、美術館学芸員の経験をもつ美術史領域の教員が管理の中心となり、学内での展示公開のほか、国内外のミュージアムや民間企業にも積極的に貸出をおこない、筑波大学の芸術的学術資源としての利活用をすすめています。

UTACの重要な核をなす石井コレクションは、大学会館内の筑波大学ギャラリーに設けられた特別室で常設展示されているほか、同じ建物内にあるアートスペースで不定期に特集展示されるとともに、特定の作者や作品にスポットライトを当てるワークショップや研究集会のトピックを提供し、さらにその成果の報告書『石井コレクション研究』の刊行事業につなげられてきました。

石井コレクションをめぐる従来の研究事業では、もっぱら画家や版画家が取り上げられてきました。おりしも2022年は茨城ゆかりの陶芸家、板谷波山の生誕150年にあたり、石井コレクションにも《青磁香炉》が含まれていることから、工芸分野をめぐる研究会の水端として、その波山に焦点をあてることにしました。

研究会では、板谷波山研究の第一人者である荒川正明、波山の初期活動に関して史資料を駆使した研究成果をあげている花井久穂の両氏のほか、日本近代彫刻史が専門の田中修二氏も加わり、東京美術学校で彫塑を専攻したのち陶芸に転じた波山の芸術を多角的に考察します。そして、三氏による発表につづき、聴講参加者も交えて波山の芸術について議論する場が提供されます。

なお、研究発表の内容は『石井コレクション研究. 8』にまとめられ、2023年3月に刊行される予定です。

 

・筑波大学構内での開催を予定しますが、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況等によりzoomによる完全オンライン開催となる場合もあります。
あらかじめご了承ください。
・開催形式の変更等については、「筑波アート A. R. T.」のwebサイトでお知らせします。https://www.art.tsukuba.ac.jp
・お問い合わせは、筑波大学芸術系社会貢献推進室・石井コレクション担当(寺門)まで。sct*+*geijutsu.tsukuba.ac.jp(*+*を@に置き換え)

・UTAC石井コレクションwebサイト https://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/ishii/

 

【新刊案内】水野裕史編『儒教思想と絵画―東アジアの勧戒画』(勉誠出版)

この度、芸術系助教の水野裕史編集による論文集『儒教思想と絵画―東アジアの勧戒画』が、勉誠出版より刊行されました。

ISBN 978-4-585-32517-8
刊行年月 2022年6月
判型・製本 A5判・並製 312 頁

出版社のWebサイトは、こちらから。

新刊案内『美をめぐる饗宴(シュンポシオン)』(筑波大学出版会)

このたび、本学が所蔵し芸術系が管理する「筑波大学アート・コレクション 石井コレクション」の作品にかんする論集『美をめぐる饗宴(シュンポシオン)』が、筑波大学出版会から刊行されました。

石井コレクションは、株式会社図書館流通センター(TRC)の最高顧問、石井昭氏が2005年から2010年にかけて本学に寄贈してくださった美術品コレクションです。わたくしども芸術系では、美術史とミュージアム・スタディーズを専門とする教員がワーキング・グループを組織し、実質的な管理業務と教育・研究への利活用を進めてきています。これまで開催してきた研究集会やワークショップにもとづく論考をまとめた叢書『石井コレクション研究』は7冊を数えます。このたびの論集は、一昨年までの既刊6冊に収載された美術史、版画制作、保存・修復の視座による論考をアップデートしたほか、新稿も加えた、国内外17名の研究者によるアンソロジーです。収録作家は、藤田嗣治、国吉康雄、三岸好太郎、瑛九、桂ゆき、福島秀子、池田龍雄。

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目次

石井コレクション—筑波大学アート・コレクションの中核
一九二〇年代の人物表現について—古典古代にならって
藤田画業における石井コレクション作品の位置づけ
藤田嗣治《靴を履き坐せる裸婦》調査報告
藤田嗣治《靴を履き坐せる裸婦》試料片調査結果
《鯨に驚く姉妹》—アメリカでの美の鑑定士としての国吉康雄の選択
国吉康雄《鯨に驚く姉妹》と「海辺のヴィーナス」
国吉康雄の「牛」をめぐって
三岸好太郎《北海道風景(大通公園)》の基礎的調査
一九二〇年から三〇年代の札幌美術瞥見
三岸好太郎と札幌
天と地をつなぐ光—石井コレクションの瑛九作品について
作品《街》に見る瑛九のリトグラフ制作プロセス
瑛九銅版画の制作工程と刷りについて
桂ゆきの虎と狐をめぐって
福島秀子の一九五〇年代の創作活動について—絵画、詩、オートスライド
池田龍雄《むれ》(『禽獣記』シリーズ)と一九五〇年代の社会と美術をめぐって
社会と芸術—池田龍雄と岡本太郎の一九五〇年代
資料 石井コレクション特集展示;石井コレクションをめぐる研究会およびワークショップ
人名索引

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著者(掲載順)
村田宏(跡見学園女子大学文学部教授/西洋近現代美術史)林洋子(文化庁芸術文化調査官/近現代美術史)渡邉郁夫(修復研究所21代表取締役所長/絵画修復)宮田順一(修復研究所21取締役/化学分析)バート・ウィンザー=タマキ(カリフォルニア大学アーヴァイン校教授/日本近現代美術史、アジア系アメリカ美術史、エコクリティシズム)セシール・ワイティング(カリフォルニア大学アーヴァイン校学長指名教授/アメリカ近代美術史)五十殿利治(筑波大学芸術系特命教授/近代美術史)寺門臨太郎(筑波大学芸術系准教授/西洋近世近代美術史)地家光二(北海道立近代美術館上席専門員/日本近代美術史)苫名直子(公益財団法人北海道文学館学芸課長/北海道美術史)大谷省吾(東京国立近代美術館美術課長/日本近現代美術史)城山萌々(羽陽学園短期大学講師/リトグラフ制作)田島直樹(筑波大学芸術系教授/銅版画制作)関直子(早稲田大学文学学術院文化構想学部教授/近代美術史)西澤晴美(神奈川県立近代美術館主任学芸員/日本近現代美術史)春原史寛(武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科准教授/日本近現代美術史)佐藤玲子(川崎市岡本太郎美術館学芸員/日本近現代美術史)

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書名:美をめぐる饗宴(シュンポシオン)
   筑波大学アート・コレクション 石井コレクション
監修:五十殿利治(芸術系特命教授)
責任編集:寺門臨太郎(芸術系准教授)
装幀:田中佐代子(芸術系教授)
発行所:筑波大学出版会
発売所:丸善出版
A5判 436ページ
ISBN 978−4-904074-62-6
定価 5,940円(本体5,400円+税10%)

2月5日(金)18:00-オンライン講演会(セインズベリー日本藝術研究所教授 渡辺俊夫先生)のご案内

セインズベリー日本藝術研究所教授 渡辺俊夫先生 講演会

「近代日本絵画史のサード・フォース:水彩画運動とイギリス美術 」
Professor Toshio Watanabe, Ph.D.
Sainsbury Institute for the Study of Japanese Arts and Cultures

The Third Force in Modern Japanese Painting:
Watercolour Movement and British Art

2021年2月5日(金)18:00-19:00(JST)

Zoomオンライン(イギリスからのライブ中継)
事前申込制(2/3締切)下記フォームよりお申込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdMiLaBP_xb58Na3cxewRWsVKB31wAFIZgmbyEAN_JQPsuZMA/viewform

ミーティングID,パスコードは前日にメールにてお知らせいたします。
日本語による講演(質問は英語でも受け付けます )
Lecture in Japanese (Q&A session in English and Japanese )

科研 19KK0001 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
「サードフォースの美術史 1880-1920ー在英日本人ネットワークの研究」
(研究代表者:五十殿利治) 関連事業

問合せ先:
筑波大学芸術系 林みちこ michikohayashi@geijutsu.tsukuba.ac.jp 029-853-2856
水野裕史 myuji@geijutsu.tsukuba.ac.jp  029-853-2845

筑波大学芸術学美術史学会・令和2年度秋季研究発表会を開催しました。

2020年11月29日(日)14時から16時にZOOMを使ったオンライン学会を開催し、いずれも本学大学院で美術史を専攻し、現在美術館学芸員として活躍している二人の研究者が成果を発表しました。概要は、2021年6月頃発行予定の『筑波大学芸術学美術史学会・学会通信』18号に収載されます。

赤間和美(宮城県美術館)
「青陽社について—石川誠、大塚金吾を中心に」
伊藤たまき(やないづ町立齋藤清美術館)
「1960年代の齋藤清について」