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【美術史】筑波大学芸術学美術史学会 秋季研究発表会

筑波大学芸術学美術史学会では秋季研究発表会を開催します。

●2019年11月9日(土) 13時から15時

●筑波大学芸術系棟 B203会議室

●無料/どなたでも参加できます

●研究発表

伊能 あずさ(佐久市立近代美術館 学芸員)
「エストニアの版画家カルヨ・ポルについて」
内藤 航(喜多方市教育委員会 学芸員)
「福島・新宮熊野神社文殊菩薩騎獅像の諸問題―造立年代と背景をめぐって―」

【美術史】デューク大学ジェニファー・ワイゼンフェルド先生に特別講義をしていただきました。

Dr. Gennifer Weisenfeld

“Protect the Skies!” Visualizing Civil Air Defense in Wartime Japan
護れ大空! 戦時期日本の防空イメージをめぐって

2019年7月23日(火)4限(13:45-15:00)
筑波大学 芸術系棟 B203会議室

 

日本のモダニズム美術を研究されているアメリカのデューク大学教授ジェニファー・ワイゼンフェルド先生に特別講義をしていただきました。テーマは戦時下の日本の防空と大衆文化の関係について。写真家の堀野正雄による1936年の《ガスマスク行進》は、防空演習としてガスマスクをつけて都心を行進する女子学生の姿をとらえています。この写真を中心に、防空イメージの多面的な様相をお話下さいました。空からの攻撃という恐怖が、防空演習という儀式化された身振りを作り出すとともに、防空ファッション、防空商品などのキャンペーンは消費者の購買意欲を煽り、義務感と満足感、恐怖と喜び、死と官能、(ガスマスクが喚起する)怪物のイメージとエロティシズム、など、非常時におけるアンビバレントな欲望をも生み出していったようです。講義を通し、軍国主義とモダンな大衆文化は切り離せない両面であるということを改めて知ることができました。本特別講義は芸術専門学群開講の専門科目「美術史演習A-1」の一環として行いましたが、受講生12名のみならず博士前期・後期の学生および人文社会系の博士後期課程の学生、さらに芸術系教員も参加し、合計30名の参加者が聴講しました。さらに講義後には質疑応答および活発なディスカッションが行われ、参加者相互の研究内容についての情報交換の機会ともなりました。

GENNIFER WEISENFELD, Professor in the Department of Art, Art History, and Visual Studies and Dean of the Humanities at Duke University, received her Ph.D. from Princeton University. Her field of research is modern and contemporary Japanese art history, design, and visual culture. Her first book Mavo: Japanese Artists and the Avant-Garde, 1905-1931 (University of California Press, 2002) addresses the relationship between high art and mass culture in the aesthetic politics of the avant-garde in 1920s Japan. And her most recent book Imaging Disaster: Tokyo and the Visual Culture of Japan’s Great Earthquake of 1923 (University of California Press, 2012, Japanese edition Seidosha, 2014) examines how visual culture has mediated the historical understanding of Japan’s worst national disaster of the twentieth century. She is the guest editor of the special issue Visual Cultures of Japanese Imperialism of the journal positions: east asia cultures critique (Winter 2000) that includes her essay, “Touring ‘Japan as Museum’: NIPPON and Other Japanese Imperialist Travelogues.” She has also written extensively on the history of Japanese design, such as, “‘From Baby’s First Bath’: Kaō Soap and Modern Japanese Commercial Design” (The Art Bulletin, September 2004) and the core essay on MIT’s award-winning website Visualizing Cultures on the Shiseido company’s advertising design. She is currently working on two new book projects, one titled The Fine Art of Persuasion: Corporate Advertising Design, Nation, and Empire in Modern Japan, and the other, Protect the Skies! Visualizing Civil Air Defense in Wartime Japan.

 

公開研究会「トリスタン・ツァラ『反頭脳』とエルンスト、ミロ、タンギー」 を開催しました

筑波大学アート・コレクション 石井コレクションの特集展示「シュルレアリスム断章」にあわせ、ダダ研究の第一人者、塚原史氏をはじめとする文学および美術史の研究者をお招きし、ツァラ『反頭脳』とその1949年上梓版に挿絵銅版画を寄せた三人の芸術家たち、マックス・エルンスト、ジョアン・ミロ、イヴ・タンギーに焦点を当てた研究会を開催しました。30名を越える参加者があり、盛況のうちに終了することができました。

●2019年7月6日(土)13:30〜16:45筑波大学 総合交流会館 マルチメディアルーム
●プログラム
○趣旨説明(寺門臨太郎=筑波大学准教授)
第1部 研究発表
塚原史(早稲田大学名誉教授)
「DADAからAAへ—ツァラの軌跡と『反頭脳』のハイブリッドな探求」
村上博哉(国立西洋美術館副館長・学芸課長)
「ツァラとミロ—芸術の幼年期」
副田一穂(愛知県美術館学芸員)
「錯綜するライン—エルンストのフィギュアと版画」
五十殿利治(筑波大学特命教授・名誉教授)
「ツァラ邸の日本人—岡本太郎と横光利一」
司会=寺門臨太郎

第2部 トーク・セッション
塚原史+村上博哉+副田一穂
モデレーター=五十殿利治

 

レクチャー&トーク・セッション「清宮質文&駒井哲郎—版をめぐる静寂」を開催しました

大学会館アートスペースで開催中のUTAC筑波大学アート・コレクション 石井コレクション特集展示「紙上の紙上なるもの.2:清宮質文&駒井哲郎」の関連企画を開催しました。美術史と版画制作研究の視点から清宮質文と駒井哲郎、そして駒井の霊感源の一であったとも見なされるスイスの画家パウル・クレーの芸術に迫る機会となりました。学内外から30名を越える出席があり、作品を間近にした願ってもない空間の下で、盛会のうちに終わりました。

レクチャー&トーク・セッション
「清宮質文&駒井哲郎—版をめぐる静寂(しじま)」

日時 2019年6月22日(土)13:30から16:00
会場 筑波大学 大学会館アートスペース

プログラム
〇レクチャー
栗田秀法=名古屋大学大学院人文学研究科教授/美術史
「クレーが開いた内なる世界の探求」
田島直樹=筑波大学芸術系教授/銅版画制作
「駒井哲郎の制作と技法」
佐野広章=桐生大学短期大学部准教授/木版画制作
「清宮質文の木版技法を解剖する」
〇トーク・セッション
栗田秀法+田島直樹+佐野広章
(モデレーター 寺門臨太郎=筑波大学芸術系准教授)

栗田秀法先生のご講演