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公開研究会「トリスタン・ツァラ『反頭脳』とエルンスト、ミロ、タンギー」 を開催しました

筑波大学アート・コレクション 石井コレクションの特集展示「シュルレアリスム断章」にあわせ、ダダ研究の第一人者、塚原史氏をはじめとする文学および美術史の研究者をお招きし、ツァラ『反頭脳』とその1949年上梓版に挿絵銅版画を寄せた三人の芸術家たち、マックス・エルンスト、ジョアン・ミロ、イヴ・タンギーに焦点を当てた研究会を開催しました。30名を越える参加者があり、盛況のうちに終了することができました。

●2019年7月6日(土)13:30〜16:45筑波大学 総合交流会館 マルチメディアルーム
●プログラム
○趣旨説明(寺門臨太郎=筑波大学准教授)
第1部 研究発表
塚原史(早稲田大学名誉教授)
「DADAからAAへ—ツァラの軌跡と『反頭脳』のハイブリッドな探求」
村上博哉(国立西洋美術館副館長・学芸課長)
「ツァラとミロ—芸術の幼年期」
副田一穂(愛知県美術館学芸員)
「錯綜するライン—エルンストのフィギュアと版画」
五十殿利治(筑波大学特命教授・名誉教授)
「ツァラ邸の日本人—岡本太郎と横光利一」
司会=寺門臨太郎

第2部 トーク・セッション
塚原史+村上博哉+副田一穂
モデレーター=五十殿利治

 

レクチャー&トーク・セッション「清宮質文&駒井哲郎—版をめぐる静寂」を開催しました

大学会館アートスペースで開催中のUTAC筑波大学アート・コレクション 石井コレクション特集展示「紙上の紙上なるもの.2:清宮質文&駒井哲郎」の関連企画を開催しました。美術史と版画制作研究の視点から清宮質文と駒井哲郎、そして駒井の霊感源の一であったとも見なされるスイスの画家パウル・クレーの芸術に迫る機会となりました。学内外から30名を越える出席があり、作品を間近にした願ってもない空間の下で、盛会のうちに終わりました。

レクチャー&トーク・セッション
「清宮質文&駒井哲郎—版をめぐる静寂(しじま)」

日時 2019年6月22日(土)13:30から16:00
会場 筑波大学 大学会館アートスペース

プログラム
〇レクチャー
栗田秀法=名古屋大学大学院人文学研究科教授/美術史
「クレーが開いた内なる世界の探求」
田島直樹=筑波大学芸術系教授/銅版画制作
「駒井哲郎の制作と技法」
佐野広章=桐生大学短期大学部准教授/木版画制作
「清宮質文の木版技法を解剖する」
〇トーク・セッション
栗田秀法+田島直樹+佐野広章
(モデレーター 寺門臨太郎=筑波大学芸術系准教授)

栗田秀法先生のご講演