平成25年度学外演習(学群 芸術学専攻 美術史コース)

去る12月5日から7日の三日間、学群の2・3年生12名が参加し、鎌倉市と横浜市で
芸術学専攻・美術史コースの学外演習が行われました。

鎌倉市では建長寺や円覚寺、鶴岡八幡宮などで武家文化や禅文化の一端に触れ、
横浜市では横浜美術館で開催されている企画展「下村観山展」を見学しました。
実作品をとおして「禅」や「明治期の日本」について存分に学ぶことができました。

建長寺にて

■建長寺にて

鶴岡八幡宮にて

■鶴岡八幡宮にて

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第5回キャリア・パス研究会がひらかれました

12月19日の午後5時から、美術展カタログの制作現場で活躍されている株式会社コギトの
和田綾乃さんをお迎えして、美術史研究室主催「キャリア・パス研究会」が開かれました。

学群と大学院で美術史をはじめ芸術支援、ヴィジュアル・デザインなどを専攻する学生20名
ほどが参加しました。

美術展カタログと一般の書籍のちがいにはじまり、そのカタログがどのように制作されて
いくのか、和田さんご自身の経験を交えてお話しをしてくださったうえで、学生たちからの
さまざまな質問に対して、懇切に答えてくださいました。

美術史研究室では、来年度以降もこの「キャリア・パス研究会」を企画・開催していきます。

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平成25年度 美術史学外演習(大学院)

12月6日ー9日の4日間、平成25年度の美術史領域学外演習が行われました。
本年度は博士前期課程の学生8名、博士後期課程の学生2名の計10名が参加し、台湾の台北市を訪問しました。
台湾にある国立中央大学の大学院生に案内をしていただきながら、2日目には国立台北博物院と台北市立美術館を見学し、3日目には国立台湾大学で行われたシンポジウム「Taiwan-Japan Tri-University Art History Graduate Students’ Symposium 2013 (臺日三大学藝術史研究生交流發表會)」に参加しました。

海外での演習ということで、現地の風土を肌で感じながらの充実した4日間となりました。
関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

故宮博物院にて

国立台北博物院にて

市内の小龍包専門店にて

市内の小龍包専門店にて

芸術学専攻卒業生の中野奈津美さん(1986年卒)が本学広報誌に登場!

芸術学専攻出身の中野奈津美さん(1986年卒)のインタビュー記事が、
本学広報誌『Tsukuba Communication』の最新号に掲載されました。

中野さんは、株式会社高島屋に入社後「学芸員の資格をもっていることが
決め手になって」美術部に配属されたのち、いくつかの部署でさまざまな
お仕事を経験されたうえで宣伝部で文化催事の担当となられ、年間に10本
以上の展覧会を企画・開催されてきました。そして、人事部副部長を経て、
今年の2月、執行役員・人事部長に就任されました。

芸専で美術史を学ばれた先輩のインタビュー記事から、キャリア・パスの
さまざまな可能性に対するヒントをいただけそうです。

筑波大学芸術学美術史学会「総会」「研究発表会」が行われました

4月27日(土)、筑波大学芸術学系棟において、筑波大学芸術学美術史学会主催による総会と研究発表会「特集:在外研究・研修報告」が行われました。
研究発表会では、3名の発表者がそれぞれベトナム、ドイツ、アメリカでの調査や研修について報告しました。各国の美術史研究の実際については日頃知ることのできない点も多く、発表後の質疑応答では現地での生活から研究環境まで、話題が多岐にわたりました。

当日のプログラムは以下の通りです。

「特集:在外研究・研修報告」

喜代吉鏡子 (筑波大学大学院 博士前期課程)
「ベトナム社会主義共和国 (研究科国際交流事業による派遣)」

江口みなみ (筑波大学大学院 博士後期課程)
「ドイツ連邦共和国 (DAADによる留学)」

五十殿利治 (筑波大学芸術系 教授)
「アート・リソースと大学美術館:アメリカの事例について」

全発表終了後の質疑応答の様子

全発表終了後の質疑応答の様子