シドニー大学との部局間交流記念事業を開催

芸術系の教育研究組織では海外との交流事業を積極的に進めています。
シドニー大学との交流は、美術史の教員による研究交流を土台にして、2006年に正式な
部局間の協定に結実し、教員学生の相互派遣等が促進されてきました。

当初の協定は、シドニー大学美術史・美術理論学科と締結されたものでしたが、その後、
教職員の研修やプレ戦略イニシアティヴ「A.R.T.(Art Resources in Tsukuba)の構築」
などの機会をとおして、美術学部(Sydney College of the Arts)との交流が深まること
となり、2011年秋の交流協定の期間更新では、交流先を拡大することになりました。

こうした意義深い交流実績の蓄積と今後のさらなる活性化を記念して、シドニー大学の
美術史の先生がたにお越しいただき、日本ではあまり知られていないオーストラリアの
近代および現代の美術についての学術交流会を開催しました。

筑波大学・シドニー大学部局間交流記念事業
「オーストラリア近・現代美術史をめぐる学術交流会」
2012年2月19日(日) 午後2時〜午後5時30分
筑波大学東京キャンパス文京校舎1階 121教室

●Introduction to the Department of Art History & Film Studies, University of Sydney
(Prof. Dr. Roger Benjamin)
●Aboriginal Art: Indiginous Identities from Papunya to “Proppa Now”
(Prof. Dr. Roger Benjamin)
●Modernism with an Australian Accent
(Dr. Anita Callaway, The Nelson Meers Foundation Lecturer in Australian Art)
●アーサー・サドラー教授と近代日本・シドニー
(味岡千晶, シドニー大学附属美術館「Japan in Sydney」展キュレーター)
・司会/進行 五十殿利治(本学教授:美術史領域)