第31回倫雅美術奨励賞を卒業生の伊藤佳之さんが受賞!

美術史領域の卒業生である伊藤佳之さんの著書『超現実主義の1937年 福沢一郎『シュールレアリズム』を読みなおす』(みすず書房、2019年)が、すぐれた日本美術研究を顕彰する倫雅美術奨励賞を受賞されました。謹んでお祝いを申し上げます。

倫雅美術奨励賞ウェブサイト

http://ringa-bijutukikin.jp/prize.html

伊藤さんが長年続けてこられた福沢一郎研究の積み重ねの上に、福沢の『シュールレアリズム』を読む研究会の共同作業が加わり、この厚みのある研究書に結実しました。註釈と解題が豊富に付けられた決定版と言えます。装丁の美しい、手にとって楽しめる本でもあります。

共著者として、同じく卒業・修了生である大谷省吾さん、春原史寛さんが執筆しておられます。