ニュースカテゴリです

アーティスト・イン・ホスピタル2014 アーティスト募集!説明会開催!

病院に新しいアートのあり方を提案してくれるアーティストを学生の皆さんから募集します。約1カ月間、筑波大学附属病院全体をフィールドとしてアート活動をしてみませんか? みなさんの幅広い発想、おもしろい提案や、アートとケアの関係を一緒に考えてくれる表現者を待っています!

○応募資格=筑波大学学群生、院生(個人、またはグループ可)
○実施場所=アートステーションSOH(筑波大学附属病院1階渡り廊下)
○プロジェクト実施=2014年秋

○応募期間=7月1日(火)〜31日(木)
○応募方法=詳しくはチラシをご覧ください。
○お問い合わせ=14tkb.art.hospital@gmail.com

[病院見学会&説明会]
附属病院内の見学と、募集についての詳しい説明会を開催します!
○7月11日(金)
 17:00- 附属病院見学 ※筑波大学病院入口バス停前に集合してください。
 18:30- 体バチ

主催=アーティスト・イン・ホスピタル2014 プロジェクトチーム、筑波大学芸術系、筑波大学附属病院リニューアルチーム アスパラガス
協力=病院のアートを育てる会議、筑波大学附属病院
後援=筑波大学芸術系社会貢献推進室、筑波メディカルセンター
助成=文化庁 平成26年度大学を活用した文化芸術支援推進事業

アーティストインホスピタル2014チラシPDF

藤田嗣治作品をめぐる公開研究集会をおこないました

2月15日、前日からの降雪と強風により開催が危ぶまれましたが、無事「藤田嗣治《靴を履き坐せる裸婦》をめぐる
公開研究集会」をおこなうことができました。学外からも多くの方がたがお越しになり、予定時間を1時間近くも超過
する、じつに充実した研究集会でした。

村田宏、林洋子の両先生による美術史研究をはじめ、当該作品を保存修復の見地から調査された渡邉先生による
ご発表では、とくに藤田独自の「乳白色」の画肌とそこに引かれた墨線の形成プロセスを実際に絵筆と画材、キャン
ヴァスによって示してくださるなど、いずれも刺激的な内容でした。

今回の研究集会の内容は、報告書『石井コレクション研究3.藤田嗣治』として平成26年度の春に刊行されます。

foujita_web

筑波大学・石井コレクション 藤田嗣治の作品をめぐる公開研究集会 2014年2月15日(土)

本学所蔵の石井コレクションのなかでもとくに重要な作品である藤田嗣治(レオナール・フジタ)の
油彩画《靴を履き坐せる裸婦》(1926年頃)をめぐる公開研究集会を2月15日(土)に開催します。

藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886〜1968)は、東京美術学校西洋画科本科(現在の東京芸術大学
美術学部油画科)を卒業後の1913年、パリに渡りました。スペインの画家ピカソやイタリアの彫刻家・
画家モディリアーニらと交流しながら、藤田は1910年代末には「グラン・フォン・ブラン(すばらしい
白地)」と絶賛された乳白色のなめらかな絵肌と繊細な線描を特徴とする独特の様式を確立しました。
本学所蔵の《靴を履き坐せる裸婦》は、その藤田が華々しい成功を収めた時期の様式的特徴を端的に
示す作例です。

今回の研究集会では、その《靴を履き坐せる裸婦》をめぐる美術史と絵画保存修復の観点による調査・
研究の成果が発表されます。美術史の研究者は、まず1920年代の人物表現における位相を明らかにし、
ついで藤田嗣治による全画業における位置を再考します。一方、絵画保存修復の専門家は、本作品が
2005年に本学所蔵となってほどなく実施された調査の成果にもとづき、技法の特徴と作品構造を分析
します。

——————-

筑波大学・石井コレクション
藤 田 嗣 治 《靴 を 履 き 坐 せ る 裸 婦 》を め ぐ る 公 開 研 究 集 会

2014年2月15日(土) 14:00〜17:00
筑波大学 芸術系棟2階 B203会議室
(聴講無料[どなたでも参加できます]/事前申し込み不要)
主催:筑波大学芸術系/筑波大学芸術学美術史学会

・報告(作品の概要)
 寺門臨太郎(芸術系准教授)
・研究発表
 村田宏(跡見学園女子大学教授)
 林洋子(京都造形芸術大学准教授)
 渡邉郁夫(修復研究所21)
・司会/進行
 五十殿利治(芸術系教授)

foujita_web

「けやきから生まれるいのちII——病院のアートの芽」展 シンポジウム 病院のアートを育てるために 2014年1月29日(水)

「けやきから生まれるいのちII——病院のアートの芽」展 シンポジウム
病院のアートを育てるために

2014年1月29日(水)10:00~15:00 (受付 9:30〜)
筑波大学附属病院けやき棟1階 けやきプラザ
参加無料

主催:病院のアートを育てる会議、筑波大学芸術系、筑波大学附属病院
後援:筑波大学芸術系社会貢献推進室、筑波メディカルセンター
助成:文化庁 平成25年度大学を活用した文化芸術支援推進事業

筑波大学で病院のアートが生まれて10年以上が経ちました。アートとデザインを多角的に学ぶ筑波大学芸術では、さまざまな分野の教員と学生が、大学附属病院と近隣の筑波メディカルセンターにて活動を展開してきました。
本シンポジウムでは、上記2つの病院の院長によるトークセッション、上記のアートプロジェクトを始動した蓮見孝氏、医療安全管理者であり病院におけるアートディレクターとして活動している山口悦子氏による講演を行ないます。
病院でのアートプロジェクトの実践が医療の視点からどのように評価されるのか、生き生きとした病院づくりを目指すためにアートは何を期待されているのか、その課題と目標は何か、について考えていきます。

[スケジュール]
10:00 開会のことば
玉川信一(筑波大学芸術系教授、芸術系長)

10:05 トークセッション「医療が病院のアートに期待すること」
五十嵐徹也(筑波大学附属病院長)/軸屋智昭(筑波メディカルセンター病院長)
司会:貝島桃代(筑波大学芸術系准教授)

11:00〜12:00 講演「筑波大学で生まれ育った病院のアート ~いち輪の花を咲かせた仲間たち~」
蓮見孝(札幌市立大学学長、筑波大学名誉教授)

昼休憩

13:30〜14:30 講演「医療の質と安全の視点から見た病院のアート活動」
山口悦子(大阪市立大学医学部付属病院 医療安全管理部 専任安全管理者)

14:45 閉会のことば

15:00 終了

15:30〜17:30 懇親会 

[参加お申し込み]
シンポジウムへの参加をご希望される方は必要事項をご記入の上、下記お申し込み先までご連絡ください。なお、懇親会については参加費500円をいただきます。

◯必要事項
1. 氏名
2. 所属
3. 電話番号
4. メールアドレス
5. 懇親会への参加の可否
※E-mailでお申し込みの方は、件名に「病院のアートシンポジウム参加申し込み」と明記してください。

チラシPDF

◯お申し込み・お問い合わせ先
筑波大学芸術系 齊藤泰嘉研究室(担当:井田)
FAX: 029-853-2856
E-mail: ida.madoka.gt[at]un.tsukuba.ac.jp
[at]の部分を@に置き換えてください

【国際交流】台湾科技大学(Taiwan Tech)との部局間交流協定を延長

台湾科技大学(National Taiwan University of Science and Technology:台北・台湾)は、台湾において最初に設立された、デザイン分野を含む科学技術系大学として最高レベルにあります。また教育省から「トップ12大学」に与えられる500億台湾ドルの奨励金を受けるなど多数の資金を獲得しており、国際的デザイン賞であるドイツIF賞の世界大学ランキングにおいて2011-2012年連続で世界トップとなり、同じくドイツのレッドドットデザイン賞において、2012年度アジア太平洋の第1位にランクされた、東アジアにおけるデザインではたいへん有名な大学です。

今回、この台湾科技大学との部局間国際交流協定を更新し、交流分野を[芸術、デザイン諸分野、感性情報学、感性デザイン学、感性人間工学]と増やしました。

これからの活発な交流が期待されます。

image004