藤田嗣治作品をめぐる公開研究集会をおこないました

2月15日、前日からの降雪と強風により開催が危ぶまれましたが、無事「藤田嗣治《靴を履き坐せる裸婦》をめぐる
公開研究集会」をおこなうことができました。学外からも多くの方がたがお越しになり、予定時間を1時間近くも超過
する、じつに充実した研究集会でした。

村田宏、林洋子の両先生による美術史研究をはじめ、当該作品を保存修復の見地から調査された渡邉先生による
ご発表では、とくに藤田独自の「乳白色」の画肌とそこに引かれた墨線の形成プロセスを実際に絵筆と画材、キャン
ヴァスによって示してくださるなど、いずれも刺激的な内容でした。

今回の研究集会の内容は、報告書『石井コレクション研究3.藤田嗣治』として平成26年度の春に刊行されます。

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