出版案内:桑原規子『戦後版画にみる日米交流 1945-1965』
本学で2002年に博士(芸術学)の学位を取得された桑原規子氏の新刊『戦後版画にみる日米交流 1945-1965』をご紹介します。『恩地孝四郎研究 版画のモダニズム』 (せりか書房、2012年;倫雅美術奨励賞受賞)に続く単著となる同書では、終戦から東京オリンピックが開催された時期、すなわち占領期から冷戦初期までのおよそ20年間の版画における日米交流を、日米両国の研究機関や美術館のアーカイブズ、遺族宅に残された資料を探査することにより考察しています。戦前注目を浴びなかった創作版画がなぜ戦後になって高い評価を得ることができたのか、またそうした状況が出現した要因はどこにあったのか、という問いが緻密な調査によって解明されました。
著者 桑原規子
判型 A5
ページ数 339頁
定価 4000円+税
ISBN 978-4-7967-0400-7
発行日 2024年7月31日
出版社 せりか書房
鹿島美術財団 出版助成のサイトで同書の内容が詳しく紹介されています。
https://kajima-fa.or.jp/report/publishing/bk24-06/