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夏休みアート・マルシェ2024を実施しました

8月4-5日に体育芸術エリアにて恒例の夏休みアート・マルシェ2024を開催したしました。
たくさんのみなさまにご参加いただきました。ありがとうございました。

アート・デイキャンプ(静物デッサン)、アート・デイキャンプ(人物デッサン)、リボーンアートボール、ほうきをつくろう、アートメダル、コッパ彫刻、アートたんけん隊と例年にも増して多くの企画を実施しました。保護者の方と一緒に作品を楽しそうに作る様子や、真剣に制作や作品鑑賞に取り組む様子をたくさん見ることができました。
ちょっと難しいことも、講師や大学生にアドバイスや手助けをしてもらいながらチャレンジしていました。(ムービー)

制作した作品や当日の様子は、8月24日から9月1日までつくば美術館にて展示を行います。(チラシ)
参加者がつくった作品を展示しますので、ぜひ展示にも足をお運びください。







写真)上から、アート・デイキャンプ、ほうきをつくろう、コッパ彫刻、アートメダル、リボーンアートボール、アートたんけん隊
講師)太田圭、川島史也、宮原克人、宮坂慎司、守屋亜矢子、吉田奈穂子

本プロジェクトは筑波大学の社会貢献プロジェクトとして実施しています。
(吉田奈穂子:アートによる子育て支援活動―夏休みアート・マルシェ2024の実施―)
その他主催:つくば文化振興財団、つくば市
後援:株式会社共英製鋼、ターナー色彩株式会社

森田 亮さん(博士後期課程在学)が『美術教育学』賞 奨励賞を受賞しました

森田 亮さん(博士後期課程在学、指導教員:石﨑和宏)が第21回『美術教育学』賞 奨励賞を受賞しました。

これは、美術科教育学会誌『美術教育学』第44号(2023年3月刊行)に掲載された満45歳以下の著者による論文の中から選ばれたもので、2024年3月2日開催の美術科教育学会第46回弘前大会で授与が行われました。

以下に、同賞選考委員会による選考理由と、森田さんによる受賞の言葉を掲載します。

(「美術科教育学会通信」No.116より引用。https://www.artedu.jp/file/653

森田 亮「肢体不自由特別支援学校の図画工作・美術科指導に関する研究動向と教育実践上の課題-国内文献レビュ-」

森田亮論文は,肢体不自由特別支援学校の図画工作・美術科指導に関する研究において,これまでの研究動向と教育実践上の課題を明らかにすることにより,今後の研究の展望に寄与する有益な知見を提供している。また,これまでに美術教育学及び奨励賞の候補となることがなかったレビュー論文であるが,本研究では先行研究の精緻な調査が行われていることで,文献研究が一つの研究方法となっている。データベースのみならず,ハンドサーチも踏まえた収集手続きで,精選された論文を基に論文が構成され誠実に進められ,文献の分析・分類も量的,質的に行われており,特に質的な分析では帰納的にカテゴリー,サブカテゴリーが形成されて,主張を導き出している。今後,この分野での追随性があり価値が認められること,広く研究の足がかりになることが期待できる。

なお、前年度に、リャオ・シトンさん(博士後期課程修了、現・山形大学講師、指導教員:石﨑和宏)も同賞を受賞しています。
(美術科教育学会通信No.113、https://www.artedu.jp/file/615

 

芸術支援研究会:地域を変えるアートの力と芸術祭を支える人々の力(講師:北川 フラム氏、野村 翠氏)

芸術支援研究会「地域を変えるアートの力と芸術祭を支える人々の力」2024年7月2日(火)16:00-18:00
Art Environment Support Forum “The power of Arts and the People Behind Supporting Art Festivals”

講演会のお知らせです。

日時: 2024 年 7 月 2 日(火) 16:00 – 18:00
Tue. July  2 16:00-18:00

場所:筑波大学5C棟407教室(対面)
Classroom 407, Building 5C, University of Tsukuba (In-person)

聴講自由 Admission Free どなたも大歓迎

講師:アートディレクター 北川 フラム
(株)アートフロントギャラリー 野村 翠

大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭、北アルプス国際芸術祭、奥能登国際芸術祭・・・皆さん一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

当芸術祭の総合ディレクターを務める北川フラム氏と(株)アートフロントギャラリーで北アルプス国際芸術祭の作品制作のコーディネート、事務局に携わる、野村翠氏をお招きしご講演いただきます。
地域を変えるアートの力について、そしてその芸術祭を支えるお仕事についてご紹介いただきます。制作ボランティアなどの案内もあるそうです。

直接お話が聞ける貴重な機会ですので、ご友人をお誘いあわせの上ぜひご参加ください!

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【プログラム】

1. 開会の挨拶

2. 地域を変えるアートの力 (北川フラム)

3. 芸術祭を支える人々、作品制作ボランティアのご案内(野村翠)

4. 質疑応答

5.     閉会の挨拶

チラシはこちら

チラシ

参加希望の方は、下記申込フォームからお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSekrTBA9N5k0KMimuLYheJHqd91vmWgU1waTE3iOZ_ayjFmHg/viewform

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主催:芸術支援研究会、筑波大学芸術系
問い合わせ先:
筑波大学芸術系助教 吉田奈穂子
YOSHIDA Nahoko, Institute of Art and Design,
University of Tsukuba

Mail: yoshida.nahoko.gn ● tsukuba.ac.jp (@に変えてください)

芸術支援学学外演習に行ってきました

9月29日と11月23日に守谷市もりや学びの里のアーカススタジオを、「芸術支援学学外演習A-1~3」「学外演習A-1~3(芸術支援学)」の履修者で訪問しました。

9月の訪問ではアーカススタジオを訪問し、滞在制作中のローラ・クーパー(Laura Cooper)さんと進藤冬華さんという2人の滞在アーティストのスタジオを見学しました。
制作についてやどのように守谷で過ごす予定なのか、滞在制作に向けての話を聞きました。
11月の2度目の訪問は、その90日間の滞在制作の成果発表、オープンスタジオでした。
今年度の滞在作家の2名に加えて、2020-2021アーカスプロジェクトに参加した、millonaliu(Klodiana Millona&Yuan Chun Liu)も来日し成果発表を行っていました。

学生たちは事前にアーカスプロジェクトのディレクターの小澤慶介さんのご講演後に、それぞれ現地で調べたいテーマを1つ決めていました。
そのテーマに合わせて、作家やアーカスプロジェクトのディレクター、コーディネーター、会場の受付の担当者やオープンスタジオに訪れたお客さんなど、様々な人に話を聞いていました。

芸術支援学の学外演習では、毎年こうした学外の”実地”でしかできないアートの現場を調査しています。

学生たちの報告レポートの提出を楽しみに待ちたいと思います。
末筆ながら、アーティストのみなさま、アーカスプロジェクトの関係者のみなさま、ご来場のお客様など、学生たちのインタビューに快く応じていただきありがとうございました。

芸術支援ジャーナル Art Writing 17号をウェブ上に公開しました Online publication of the journal “Art Writing” No.17

Art Writing No.17 (2023)をウェブ上に公開しました。

ART WRITING [No.17] 2023
Guest Writer : A Memorandum of Reborn-Art Festival
Art Field in Tsukuba: Articles by students on emerging artists in Tsukuba

本誌は筑波大学におけるアートライティング教育の成果を広く伝える目的で、2006年に創刊されました。

今号の「特別寄稿」では、芸術支援の現場で活動する卒業生として、宮城県石巻市で開催される芸術祭「Reborn-Art Festival」スタッフの志村春海さんに寄稿していただきました。同芸術祭にインターンとして参加した在学生の報告も掲載しています。

「つくばアートフィールド」では、芸術専門学群芸術支援領域の専門科目「クリエイティブ・アート・ライティング」(授業担当:直江俊雄)の一環として、筑波大学で今育ちつつあるアーティストたちに取材した記事を掲載しています。この授業の取り組みについては、本誌第15号(2021年)の冒頭記事で紹介しました。前回は対面授業が行えない中での実施でしたが、今回は学生たちが集い、執筆中の記事を朗読するなど、直接学び合う機会をもつことができました。

1 特別寄稿

04 見えない誰かにアートが届くことについて
Reborn-Art Festival備忘録
志村 春海 SHIMURA Harumi

07 Reborn-Art Festivalインターン報告
よそ者/アートができること
早川 綾音 HAYAKAWA Ayane

08 Reborn-Art Festivalインターン報告
「部外者」の私にできること
唐澤 依緒里 KARASAWA Iori

2 つくばアートフィールド Artist × Writer

09 等身大の自分を記録する
ファッションによる放出
A 佐藤 珠水 SATO Tamami × W 疋田 真彩 HIKITA Maya

12 絵を描くこと+言葉で伝えること
A 千種 風香 CHIKUSA Fuka × W 川端 夏凜 KAWABATA Karin

14 だからこそ残す、彫刻。
A 羽室 陽森 HAMURO Youshin × W 唐澤 依緒里 KARASAWA Iori

16 イマドキだけど懐かしい感じ
iPadから生まれる多彩な作品
A 尽蔵 Tsukuzo × W 藤川 朋伽 FUJIKAWA Tomoka

18 ラスター彩、そのきらめき
A 橋川 朝花 HASHIKAWA Asaka × W 奥本 千紘 OKUMOTO Chihiro

21 「生み出す」源泉と「委ねる」解釈
自分らしい油彩画表現への挑戦
A 遠田 悠人 TODA Yuto × W 江原 実祝 EBARA Minori

24 『ことば』から始まるアート
A 澤田 亮 SAWADA Akira × W 藤 紬 ITO Tsumugi

26 沼から生まれる健康的な挑戦
環境をデザインし、ビジュアルをアートする
A 寺澤理歩(RISURISU) TERASAWA Riho × W 及川奈々 OIKAWA Nana

28 私と人間 私と現代美術
A 栄前田 愛香 EIMAEDA Aika × W 遠藤 花耶 ENDO Kaya

30 自然物を見つめる人
誠実に描き起こす
A 中津 瑞樹 NAKATSU Mizuki × W 宝田 紗和子 HODA Sawako