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2-02    
 

資料名
ゾーンの概略
 
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体操伝習所の教育には、体操の指導者としての素養を身につけるための科目が用意されました。開講当初には、体操術のほか、英学や和漢学、数学、理学、図学などが学科目として課せられていました。理学には生理学や解剖学、健全学などが含まれていました。
 体操術としては、徒手体操と棍棒、唖鈴、球竿、豆嚢(とうのう)などを用いた手具体操からなる軽体操(普通体操)が行われました。やがて、兵式体操も導入されるなど、国の教育政策の影響を受けましたが、その一方で、各種の西洋伝来のスポーツが、正課時間外の活動として行われました。体操伝習所では、体操とともに、ベースボール、クロッケー、ボールズなどの西洋スポーツが行われ、当時においては先進的な体育の習得がなされたのです。  体操伝習所の教育に関わった人物は、外国人講師のリーランド、そして通訳にあたった坪井玄道でした。坪井はリーランド帰国の後、体操伝習所の教師として体操を教授しました。
 

データ名
?2-02.ai
 
作成
081023