37×48cm 額装 2007年

春たちてすでに十日の朝の空清くしらけて牡丹雪ふる 柴舟歌

昭和24年から32年まで、歌会始の選者を務めた尾上柴舟(1876-1957)が、31年(1956)のお題「早春」で詠んだ歌の一首で、遺歌集『ひとつの火』(1958年刊)所収。

没後50年を思いつつ、歌意を受けて白の唐紙(からかみ)を用いました。