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三岸好太郎「貝殻」

作者生没:1903 札幌(北海道)- 1934 名古屋(愛知)
制作年:1934年頃
技法材質:油彩、カンヴァス
寸法:33.5 x 24.5 cm

展覧会歴:「筑波大学所蔵 石井コレクション特集展示『頌詩−第二章』、筑波大学アートスペース、2012年9月4日−9月30日。

文献:寺門臨太郎編『筑波大学所蔵石井コレクション Ⅰ. 絵画』、筑波大学芸術学系、2011年、cat. 24;寺門臨太郎編『石井コレクション研究4:三岸好太郎』、筑波大学芸術系、2015年、cat. 2。

所蔵番号:2010-JO-IS012

備考:
画布裏面に3行にわたり「貝殻/三岸好太郎作/三岸節子」の書き込み(縦書き)がある。北海道立三岸好太郎美術館提供の資料によると、少なくとも1995年の時点では2行目の「三岸好太郎作」の書き込みは存在せず、その後97年時点で現状に変わっていることがわかっている。また、2010年に本学収が収蔵した時点の額縁は、上述資料により1995年から97年の間に換装されたものであることがわかる。この額縁はオリジナルではない上に劣化と損傷が激しく、鑑賞上も作品保存上も不具合をきたすため、2012年7月に新調された。その意匠を決定するに際しては、《海と射光》(福岡市美術館)や《飛ぶ蝶》(北海道立三岸好太郎美術館)の額縁のほか、関連文献を参考とした。