Takahashi Yuta
賛助出品
高村光太郎「レモン哀歌」より
137×68cm
山巓でしたやうな 深呼吸を一つして あなたの機関は
それなり止まつた
高村光太郎の「レモン哀歌」は、妻の智恵子が息を引き取る瞬間をうたったものです。晩年、智恵子は統合失調症を患っていましたが、病床でレモンをかじって正常な心を取り戻した瞬間が鮮明に描かれています。
悲しみが伝わってくる詩ですが、この詩に強く心を打たれ、筆を執りました。荒々しい展開を意識しましたが、余白の美しさを表現できずに、字が大きいだけの凡庸なものとなってしまいました。



