Kaido Yuriko 博士後期課程1年
うつろひ
20×45cm 8葉
「古今和歌集」より、春から秋への移ろいを感じさせる4首を選び、扇面に散らしました。仮名書道界を長らく牽引してきた故・松本暎子先生の作品から着想を得て、淡い青緑や古代紫、麦秋を想起させる色彩を基調とした料紙に、歌に込められた情景や余情を託し、扇面の構成と仮名の流れによって移ろいを表現しました。底本には「元永本古今和歌集」を用い、その軽快で繊細な筆致が、移ろう季節の情景と心の機微を感じさせます。