【受賞】デザイン専攻4年財部あゆみさんらがSMOKER’S STYLE COMPETITION 2010で最優秀賞を受賞

「分煙空間」をテーマに開催された「SMOKER’S STYLE COMPETITION 2010」(主催=日本たばこ産業(株))で、デザイン専攻4年の財部あゆみさんと、理工学群社会学類4年の張吴さんのペアの作品がプロポーザル部門の最優秀賞を受賞し、実現に向け現在設計が進められています。
本コンペは、喫煙者と非喫煙者がパブリックスペースで共に快適に過ごせる方法を求めるもので、プロポーザル部門と作品例部門から構成されており、プロポーザル部門では、都心のオフィスビルの1階のカフェを想定敷地とし「オフィス街のリフレッシュスタイルーいかに煙を分けるか」がテーマでした。
2人の提案する作品のコンセプトは「はやしのなかのカフェ」。カフェ全体に立ち並ぶ可動式の木の柱が特徴で、柱を移動させる事によって個人のスペースを作る事が出来ます。木の柱が空間全体に立ち並んでいるため、分煙も可能になり、喫煙者は喫煙する場所を選ぶ事がなくなり、木の柱によってオフィス街にありながら林の中にいるようなリフレッシュな空間を実現することが出来た、とのことでした。
[デザイン専攻4年 T.S]
はやしカフェ4
はやしカフェ1


【活動紹介】プラザ新歓

満員の会場

満員の会場


司会のお二人

司会のお二人


学生バンドのライブも!

学生バンドのライブも!

4月28日に、芸術専門学群3年生が主宰する最大の新歓イベント「プラザ新歓」が開催されました。
実は、現3年生がまだ1年生だった頃に、筑波大学の学園祭「雙峰祭」で開店した「芸バー」…この売上金を新1年生のために使うというのが、芸術専門学群の「プラザ新歓」のしきたりなのです。「プラザ新歓」の豪華さは、その年の3年生の「芸バー」収入の具合によるというわけですね…。3年生はスーツなどの正装で新入生をお出迎えです。
芸術専門学群の学群長である玉川信一教授の乾杯の合図により、3年生渾身の新歓の幕が開きました。芸術専門学群の学生は1学年に約100人いますので、全ての専攻が集まる新歓となると、本当に圧倒されるような大人数です。これだけの人数が揃うと、会話の声もなかなか通りづらいようではありますが、いろいろな学年、専攻の方々と話すことができる良い機会です。
「プラザ新歓」は、他の新歓とは一味違います!並べられるのは、筑波大学会館レストラン「プラザ」のお料理。学生サークルによるダンスや、バンドの演奏もあります。各専攻やサークルの紹介もありました。既に進路を決めている学生も、まだ決めかねている学生も、大いに楽しめたのではないでしょうか。デザイン専攻の3年生の一部も、専攻紹介ムービーに参加していました!さすが総合造形の方々…面白いムービーをありがとうございました。
こうして振り返ってみると、私たちが新入生だった頃、当時の3年生の方々から、盛大な「プラザ新歓」を開催していただいたことを思い出します。あれからもう2年経つと思うと、早いような気もします。企画、準備など、大変な苦労もあったことと思いますが、思いっきり新入生を歓迎したいという気持ちはやはり大きいものですね。
そして、新入生の皆さんには、2年後の「プラザ新歓」を担ってもらうことになります!未来の後輩のために、まず「芸バー」を頑張ってくださいね!

[デザイン専攻3年 M.I]


【活動紹介】ADP説明会・歓迎会

5C202にて各チームのプレゼンテーション

5C202にて各チームのプレゼンテーション


蓮見先生の研究室にて歓迎パーティ

蓮見先生の研究室にて歓迎パーティ


蓮見先生による乾杯の音頭!

蓮見先生による乾杯の音頭!

4月27日に、「大学を開く Art&Design Produce演習」(通称ADP)内の、蓮見先生が担当されているプロジェクトの説明会、兼歓迎会が開かれました。
はじめに、5C202(通称:体バチ)にて、「アスパラガス」「石匠の見世蔵」「パプリカ」「フロンティアーズ」の4チームが、それぞれの活動を紹介しました。昨年度は新入生として頑張ってきた旧1年生も、1年間の活動を経て、今年度は「先輩」となり頼もしく新1年生を引っ張っているようでした。チームの紹介も堂々とこなしていました。3年生は、しばらくサポート役として参加する以外では、ほとんど引退するようです。自分自身も、こんな様子だったのだろうなと思いつつ、新2年生の成長ぶりを目の当たりにし、ほっと一安心…?
その後、蓮見先生の研究室で新メンバーの歓迎会が行われました。親睦を深めるために全員で1つの大きな机を囲み、焼そばや焼き肉などが振舞われた立食パーティーでした。「アスパラガス」のメンバーは、ユニフォームである白いつなぎを着て新入生を歓迎していました。「石匠の見世蔵」の石匠さんの一人である会田さんも、ふわふわで可愛い「いしおさんパペット」を両手にご登場されました。
まだどのチームに参加しようか迷っている新入生も、上級生の説明を聞いて決意ができた、でしょうか…?プロダクトデザインを専攻する予定の学生は、「パプリカ」チームに参加する場合が多いですが、どのチームも魅力的です。大いに迷ってほしいところです。また、参加チーム決定後もお互いのチームの活動について知ることができるよう、この先もっとチーム間で連携が取れると良いですね。
新入生にとっては、2年生以上の学群生や大学院の先輩方と接することができる良い機会だったのではないでしょうか。上級生と話すことで、これからの学生生活の展望も少しずつ見えてきているのでは。
今年度の活動にも乞うご期待、です!

[デザイン専攻3年 M.I]


【活動報告】ADP最終発表会

開会前の会場

開会前の会場


各チーム一年間の歩み

各チーム一年間の歩み


壁には汽車が!

壁には汽車が!

3月10日、「大学を開く Art&Design Produce演習」(通称ADP)で一年間を通して各チームが行ってきた活動の成果を報告する発表会が開かれました。場所は「つくばサイエンス・インフォメーションセンター」3階の大会講室、中間発表会とは大幅に雰囲気の違う会場に、緊張も期待も高まります。
チームごとに代表者が一年間の活動の発表をし、先生方からのコメントをいただきました。どのチームにも、今日に至るまでの頑張りと、いろいろな思いがあったことでしょう。
壁一面には各チームの活動の記録が展示され、中には成果物をずらりと並べたチームもありました。3番目の写真の汽車は、「パプリカ」チームが小児科病棟の待合室のために作った、折り紙の展示台「パピエリカ」です。待合室の壁に設置するのと同様に、マグネットでくっついています。
2010年度のADPでは、大きく「アスパラガス」「アスレチックガーデン」「アートガーデン」「石匠の見世蔵」「ウォーターフロント」「エコステーション」「チェアマン」「つくばブルーベリー」「パプリカ」「フロンティアーズ」「ぼたん」「八潮エクスプローラー」「ADP10広報」の活動がありました。病院で活動するチーム、学校の環境を改善させるチーム、地域の方々と交流しながら各問題を解決していくチーム…内容は様々です。ここでは到底書き尽せません。学生が進んで問題を見つけて改善させていく、というデザイン的な内容であるため、やはり芸術専門学群の学生の参加率が高いようですが、全学群対象の授業なので、どの学群に所属している学生でも大歓迎です。
ADP10のページでは、それぞれのチームのメンバーが更新するブログがまとめられています。メンバー自らが綴る「生の」文章から、活動風景やイベントを垣間見ることができますよ。
今年度の活動はこれで完結です。筑波大学附属病院でワークショップなどを行うチーム「アスパラガス」などでは、メンバーが交代してもチーム自体は存続されますが、やはり年度ごとに活動内容は変わってきます。その時のメンバーが、問題をさがし、どうすればいいか話し合いながら活動を進めていくのです。
来年度は、一体どのような活動が展開されるのでしょうか。楽しみです。

[デザイン専攻2年 M.I]


【授業紹介】デザイン演習3(環境デザイン課題)最終プレゼンテーション

デザイン演習3 模型1

模型です!緻密によくできています

デザイン演習3 模型2

詳細模型もありました!人間がたくさんいます

デザイン演習3 講評中

プレゼンテーション&講評中…

2月3日に2年生が履修する「デザイン演習3」の最終プレゼンテーションが行われました。今回は環境デザイン領域の課題で、テーマは「つくばらしさをシンボライズするペデストリアン・デッキの空間演出」です。
ここで言う「ペデストリアン・デッキ(通称ペデ)」とは、筑波大学の一の矢宿舎を北端に、赤塚公園までを南北に結ぶ遊歩道のことです。総長なんと43km。その中から大学構内を除く任意のエリアを設定し、それぞれのコンセプトのもとに新しく生まれ変わったペデを提案しました!更に今回は3、4名ずつのグループワークということで、グループワークならではの利点も、苦労もたっぷりあった模様です。

どのチームも、「人ありきのデザイン」として動線やゾーニングなどを考えていました。3年生になると情報・プロダクト・環境・建築と、それぞれ異なる領域へ進みますが、まず「人」を大切にする視点を、より具体的に、深めていけると良いなと思いました。
今回先生方から、芸術系の学生の利点は「その場で手を動かして(描いて)アイディアを表現できること」なので、CADと手書き表現を上手く使い分けるように、とのお言葉をいだたきました。また、特に建築図面など、「教えてもらう」よりも「自分の表現のしたいもののために、必要なものを逐一、進んで学ぶ」ことが大切だとも知りました。

最後にグループワークについて、一人ずつ反省と感想を述べました。時間が合わなかったり、思うように意見が出せなかったり、まとまらなかったり。伝わったと思っていたことが実は伝わっていなかったり…一人で作業している分には出てこないはずの問題です。
しかしまた、そうして練られた設計案は、どれも一人では決して出てこないアイディアが詰まっていると実感しました。グループワークでは、他のメンバーの客観的な視点があることで、個人ワークのような突っ走り方は抑制されますし、グループ内で意見を出すために、自分の意見に説得力を持たせる必要も出てきます。良い意味での「個人の責任」の積み重ねが、グループ全体を良くしていけるのだとも思います。
先生の仰った通り、「努力は足し算、協働はかけ算」ですね!

さて、次回の課題はデザイン学生がほぼ必ず直面する…「ポートフォリオ」です。企業の就職試験に応募するという設定で、過去に制作した作品1点を紹介するポートフォリオを作成します。「見せ方」で作品の印象は大きく変わります。皆どのような工夫を見せてくるのでしょうか…!

[デザイン専攻2年 M.I.]