芸術支援研究会「手でふれてみる世界」2023年12月13日(水)15:00-17:00 Art Environment Support Forum “The Hands Touching The World”, 15:00~17:00 Wed, December 13, 2023
芸術支援研究会「手でふれてみる世界」
Art Environment Support Forum “The Hands Touching The World” “Le mani toccano il mondo”
日時:2023年12月13日(水)15:00-17:00 筑波大学5C棟5C506(対面)
Wed. December 13 15:00-17:00
聴講自由 Admission Free
芸術支援研究会を彫塑研究室と共催にて開催いたします。
せっかくの機会ですので、ぜひご参加ください。
この映画について 〈https://le-mani.com/〉より
イタリア・マルケ州アンコーナに暮らす、視覚に障害を持つアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニ。芸術を愛し、80カ国以上を旅して、それぞれの文化が生み出してきたもの、自然や生きものに手で触れながら世界と出会ってきた。しかしながら、どの国を訪れても、美術館で作品を鑑賞することだけは困難だった。美術作品を後世に残すため収集、保存、公開する美術館と呼ばれる場所では、ガラスケースや柵越しに作品を見ることに重きをおいた、「視覚優位」の活動が行われているからだ。ならば自分たちで、見える人も見えない人も、ともに美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館をつくろうと、夫妻は自ら行動し、「オメロ触覚美術館」を創設する。1993年にマルケ州の支援によって開館したこの美術館は、1999年にはイタリア議会の承認を受け国立の美術館となり、子どもから大人まで、視覚に障害がある人もない人も訪れる、すべての人に開かれた美術館となった。そこで働く人、訪れる人、かかわる人々は、「美術館とは何か」を静かに語りかけてくる。
日本で長年に渡り美術館運営に携わってきた監督は、オメロ触覚美術館の存在、その活動に心動かされ、この世界の断片を多くの人に伝えたいという思いからカメラを手に取った。「手でふれてみる世界」をテーマに、触れることが困難なコロナ禍の下でイタリアへ通い、見えてきたものとは。
1.開会の挨拶
2.映画の上映(60分)ユニバーサル上映
3.トークセッション(撮影・監督:岡野晃子×会場)
4.閉会の挨拶
参加希望の方は、下記申込フォームからお申し込みください。
〈https://forms.gle/gP3WoXx4sNgmXYvi7〉
主催:芸術支援研究会 彫塑研究室
オーガナイザー:吉田奈穂子 宮坂慎司
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問い合わせ先:
筑波大学芸術系 吉田奈穂子
YOSHIDA Nahoko, Institute of Art and Design, University of Tsukuba
Mail: yoshida.nahoko.gn ● tsukuba.ac.jp (@に変えてください)