日記などのツールを使って自分の生活を可視化し客観的に振り返ることは、新しい気づきを得る効果があります。しかし、生活全体を俯瞰した効果的な振り返りのためには、過去の行動を複数同時に思い出す必要があり、この作業に疲れてしまう人もいます。また、生活内容を家族や友人と共有することは適切な相互理解を促しますが、自身の生活内容の開示に忌避感を覚えることもあります。
そこで、この作品では、カードやアイテムを選んで盤上におくことで、朝の行動の流れ、その時の疲労度、気持ちを簡単に表現できるようにしました。また、振り返りのプロセスをボードゲームで遊ぶ体験としてパッケージングすることでユーザーの積極的なワーク参加を促すことを狙いにしています。