Taniyama Suzu 学群1年
臨 王鐸 香山寺作
228×53cm
「香山寺作」は、明末清初の大書家・王鐸が一六四〇年の夏に香山寺で揮毫したとされる代表的な書跡です。高校時代にも臨書した経験があり、私にとって非常に思い入れのある古典です。臨書にあたっては字形の再現に注力し過ぎてしまい、王鐸特有のリズミカルな運筆を十分に表現できなかったことが課題となりました。未熟な作品ではありますが、そうした試みを経て学んだことも多く、温かい目でご覧いただければ幸いです。