Inoue Sakura 学群4年
臨 ⻄狭頌
135×53cm
今回は後漢の時代に刻された摩崖碑「西狭頌」を臨書しました。この碑は八分隷を基本としながら、篆書の点画を加えた字も含むという特異性を備えています。臨書では「西狭頌」の雄大さや字形の多様な面白さを表現できるよう、線質や構成に試行錯誤を重ねましたが、自分の課題も多く見えてきた作品となりました。拙作ではありますが、摩崖の書の魅力を少しでも感じていただければ幸いです。