Kawana Taiki
学群2年
杜甫詩
234×53cm
国破山河有 城春草木深 感時花濺涙 恨別鳥驚心 烽火連三月 家書抵萬金 白頭搔更短 渾欲不勝簪
今回は北魏時代の楷書をもとにして大きな創作作品に挑戦してみました。紙面も大きく文字数も多いため、全体の雰囲気の統一が難しく、一体感のあるものにすることができませんでした。詩文は皆さんに馴染みのある杜甫の春望を書いてみました。北魏の楷書とも合わさって生まれた雄大な雰囲気をお楽しみください。
元好問詩
136×34.5cm
樹合秋聲滿 村荒暮景閑 虹收仍白雨 雲動忽青山
欧陽詢の楷書をもとにした倣書作品に挑戦してみました。欧陽詢の楷書には憧れを抱き、自分のものにしたいと考え、このような作品に挑戦しましたが、そんなに甘い世界ではなく、自分の未熟さを痛感しました。ですが、文字の配置や大小、墨量には気を配り、なんとか形にできたのではないかと思います。
臨 大盂鼎
136×34.5cm
若玟王令ニ三正。今余隹令女盂召榮敬雍德巠。敏朝夕入讕。享奔走。
最近、金文の面白い造形に興味を持ち、大盂鼎を臨書してみました。また、今回は、金文の造形だけでなく線質にも注意を払い、面白く、動きのある作品作りを意識しました。