Sato Taichi
博士前期課程2年
遊行女婦蒲生娘子歌
135×35cm
雪嶋巌尓殖有奈泥之故波千世尓開奴可君之挿頭尓
雪の嶋の巌に植えている撫子は、いつまでも咲いてくれないだろうか。
あなたの挿頭にするために。
万葉集4232番を書きました。清の劉墉(号:石庵)を参考にしたのですが、丸っこくぼったりした雰囲気に終わってしまいました。
歌に重ねる訳ではないですが、後輩たちにはこの撫子のようにいつまでも元気にがんばってほしいです。
臨 曾熙 論鄭文公碑
135×70cm
北朝人書以鄭文公碑。以功力勝天機純然消滅矣。不善学之流弊極多。
曾煕は李瑞清とともに「鋸体」で名を馳せた民国期の書家です。線の揺らぎをどのように書いているのか想像しながら筆を運んだため、余裕があまりない線になってしまいました。