Seto Kureha
学群3年
臨 米芾 虹県詩巻
35×520㎝
高校3年生の時、東京国立博物館で米芾(1051~1107)の虹県詩巻を目にし、特に渇筆の表現に魅了されました。この度は、それを思い出し自身で表現したいという思いで、この作品を書きました。まだまだ拙い作品ではありますが、ご覧いただけますと幸いです。
高野切第一種 二首復元
36×6㎝
古今和歌集
27番歌
あさみどりいとよりかけてしらつゆをたまにもぬける春の柳か
37番歌
よそにのみあはれとぞ見し梅の花あかぬいろかは折りてなりけり
「高野切」は現存最古の『古今和歌集』の写本ですが、巻第一は断簡でしか残っておりません。この度は、失われた中の春の歌2首を選定し、復元を試みました。今後も書を学ぶことができる時間や環境を大切にし、精進を重ねてまいります。