Kasahara Ayaka
博士前期課程1年
芭蕉 旅立ちの句
24.5×36.5㎝
行春や 鳥啼魚の 目は泪
この春、それぞれのところに旅立った友を思いながら選句しました。
かりそめの別れと信じつつ、行先に幸あれと願います。
徐元傑詩 湖上
135×52.5㎝
花開紅樹乱鶯啼 草長平湖白鷺飛
風日晴和人意好 夕陽蕭鼓幾船帰
この漢詩の作者、徐元傑(1196〜1246)が生きた南宋時代は今の浙江省杭州に臨安府が置かれていました。「湖上」とは、西湖のほとりのことです。その美しい風景は時代を問わず人々の心を掴むのでしょう。
旅することが難しい今こそ、文学の力を借りて懐かしい地に心を寄せたいものです。