Kuromatsu Aika
博士前期課程2年
復元臨書 十五番歌合
25×45㎝
一番 貫之
桜ちる木のした風はさむからで空にしられぬ雪ぞ降りける
躬恒
わが宿の花みがてらにくる人は散りなむ後ぞこひしかるべき
「十五番歌合」とは、藤原公任が歌仙30人の秀歌を各一首撰し、左右に番えた歌合わせです。伝称筆者は撰者である藤原公任とされていますが、藤原伊房(1030〜1096)の筆であることが現在明らかにされています。
今回は、「十五番歌合」一番の推定復元に試みました。一番左・紀貫之の部分を補っています。