お天気下駄
自らが動くことで
天気情報を表示する下駄型ロボット
「明日、天気になあれ」と唱え、履物を飛ばして翌日の天気を占う遊びは、誰もが子供時代に経験があるのではないだろうか。現代における天気予報では、お天気キャスターやマスコットキャラクター、3DCGを駆使した天気図などエンタテインメント性が高いものが多く見られるが、お天気下駄は、ロボット玩具×天気予報という、組み合わせで新しいお天気エンタテインメントを作れないかということで制作した。どの地域の天気を知りたいか設定しておくと、下駄が自動的に動き出し、ひっくりかえったり立ったりして、翌日の天気を表現する。
お天気下駄には、鼻緒の根元と、下駄の歯にモーターと関節が入っていて、それらを制御することで姿勢を変化させることができる。携帯電話などでいつでもどこでも画面から天気予報の情報を得られる現代社会において、非効率ではあるが、あえて実体のあるモノが動き、情報を表現することのおもしろさを追求した。
MEMBERS:
- 神崎皓子、谷尚樹、内山俊朗(筑波大学)
- 協力:佐藤仁、石田賢司(JS-ROBOTICS Co.,Ltd.)
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AWARDS
- 2012年12月:アジアデジタルアート大賞展 優秀賞